日牟礼八幡宮のムクノキ
日牟礼八幡宮のムクノキ 6号水彩 日牟礼八幡宮楼門横のムクノキを描きました。樹齢何年かわかりませんが、その根元の力強さに感動して座り込んでしまいました。しばらくして名古屋からこられた二人連れと話し込んでおりました。「これからは、比叡山の延暦寺根本中堂にゆき法話を聞くんです。」といわてれ、なぜか親近感を憶えました。 ムクノキの大樹に魅かれ夏祓 惟之 比叡よりの佛の風や梅二月...
View Article七月の詩(連翹)
新緑の掘割(伏見) 並び立つ艇庫に春日耀うて 惟之 春光や艇は緩りと湖をゆく 連翹の黄にも現れなむヴァンゴッホ 公魚の余呉の賑わひ朝日差す 屋根裏の梯子の架かる祇園茶屋 春の山銃一声の轟けり 煙りつつ解る音見ゆ春の山 洋子 もことして春嶺どこまで投票日 秀子 眠りから醒めたる木々の春の山 美枝 春の山疎水を通る舟静か テル...
View Article伏見の酒蔵
伏見の酒蔵 6F 伏見城の外堀だった掘割に並ぶ枝垂柳。昔ながらの切妻造りの屋根と白壁に板張りの酒蔵が点在する風情のある風景。十国舟が時折観光客を乗せて通り過ぎる。この絵にある舟は三十国舟。見上げるこの構図は大変難しく描き直しました。はじめて会ったグループと黙々描いていました。この三十国舟はもっと中央にありましたが、左寄せしました。 掘を行く十国舟や青柳...
View Article金毘羅山登山(大原)
ロッククライミングゲレンデからの大原の家並みと山山 台風11号一過の7月25日、大原三山の金毘羅山(523m)に行ってきました。歩行3.5時間のコースを軽く見ていましたが、6時間かかりました。金毘羅山は岩山で足場の悪さや階段の多い山。特に、翠黛山(すいたんさん)寂光院分岐からの下りが思いのほか急斜面で厳しかったです。一番のポイントはロッククライミングゲレンデからの眺めでした。...
View Article八月の詩(今城塚古墳)
京都洛北 鷹ヶ峯 茶花園 諸手揚ぐ巫女の埴輪や髢草(かもじぐさ) 惟之 千木き家形埴輪風光る 朱き沓履きて大王眼る春 墳丘のテラスへのぼるしゃが著莪の花 本堂は明け放たれて花の寺 夏めくや牧のサイロの屋根光り 夏めきて窓辺の木遇も目覚めけり 洋子 夏めくや隣家の雨戸開ける音 秀子...
View Article野菜の首飾り
野菜の首飾り F6 写生会で描いた茄子、パプリカ、南瓜、胡瓜が首飾りのような絵になりました。構図を考えずに一番に座った場所でこんな面白い絵になりました。手造りの野菜がずらり輪になっています。パプリカの膨らみが上手く描けていませんが、楽しい作品となりました。 夏野菜仲良く輪になり首飾り 惟之
View Articleハイビスカス
ハイビスカス(仏桑花ぶっそうげ) 24cm×27cm ハワイの州花として知られる芙蓉の仲間。日本へは中国を経て渡来し、観賞用として栽培されるようになった。寒さに強い品種は、沖縄などで庭木に植えられる。夏の間、真紅のラッパ形の花を濃い緑の葉先につけるが、しべの長いのが特徴といえる。他にも黄・白色が見られる。 合本 現代日本歳時記 角川春樹編 1998年 より 屋根ごとに魔除け獅子置き仏桑花...
View Article九月の詩(山藤)
「保永堂版」 歌川広重 近江八景の瀬田夕照 松の木の高きに添うて山の藤 惟之 畔の泥くはへ燕の宙返り リフト下著莪の広がる賤ヶ岳 初夏や湖水を汲みて比良描く 次々と魚道を跳ぬる小鮎かな 畦道の子の掌に雨蛙 照る坊主揺れて軒端の雨蛙 洋子 何せんとぢつと吾見む雨蛙 秀子 整ひし狭庭に囃す雨蛙 美枝 かしましやなんと小さな雨蛙 初枝...
View Article瀬田川ぐるり
瀬田唐橋から瀬田洗堰をぐるり一周できるさんぽ道。。散歩やジョギング、サイクリングの人と出会う8Kmは丁度よい。 秋涼し ぐるり瀬田川 さんぽ道 惟之 瀬田川ではいつもボートの風景と出会う。早朝から夕刻まで。レースもたびたびあり、ピークは5月初めの朝日レガッタ。今月は和歌山国体のレースが予定されている。...
View Article保津峡下りから大悲閣へ
400年の伝統を継ぐ保津峡川下り 船頭の竿捌きに身をゆだね急流の飛沫を浴びて、保津川下りを初体験しました。そして、渡月小橋をわたり、右岸を小道を2km。保津川の岩を砕いて、舟の運行を可能にした角倉了以の木像のある大悲閣に行ってきました。...
View Article瀬田川ぐるり
瀬田唐橋から瀬田洗堰をぐるり一周できるさんぽ道。散歩やジョギング、サイクリング、釣人。時にはトロンボーンを吹く人と出会う。一周8Kmは自転車には丁度よい。暑い夏が終わり、秋の涼風が気持ちいい。葉桜から法師蝉が聞えて来ました。 秋涼しぐるり瀬田川さんぽ道 惟之 夕照の道で竹伐るクレーン車 秋の水すこしく揺れてトロンボーン...
View Article金勝アルプス
金勝アルプスの天狗岩より 台風一過の9月18日(土)、巨岩奇石が連なる地元の金勝山地(金勝アルプス)に行ってきました。金勝アルプスは隣接する田上山と同様に湖南アルプスの一部として、早くから親しまれている山。また、山麓に磨崖仏があり、奈良時代の仏教文化を偲んできました。...
View Article10月の詩(夏薊)
西国十番 三室戸寺 三重塔 鯖街道眼下に伸びて夏薊 惟之 山法師銀河のごとき夜空かな ポーズとる子等は賑やか花菖蒲 梅雨晴や雲は地平に見え隠れ 日盛りや東寺金堂屋根ひかる 四囲の山朝靄晴れて青田風 青田風一人降ろしてバス行きぬ 洋子 伝来の青田守や六代目 捨弘 ふるさとや青田に光る風みえて テル...
View Article11月の詩(大原三山)
中村教子×保田貴代子 二人展(ギャラリー唐橋)より 中村教子さんの作品 F50 葉桜の風に吹かるる高瀬舟 惟之 夏空へ椋の木の瘤二つ三つ 夏雲や大原三山高野川 林間に透けて瑠璃色夏の湖 渓流の岩一畳に大昼寝 山上の金毘羅宮や星月夜 影踏みは遠き日のこと星月夜 洋子 ふるさとの田水の音や星月夜 テル ゆつくりと地球の動く星月夜...
View Article日吉大社写生会
羽輪 大宮川のせせらぎを聞き、写生会の講評会 湖水会のメンバー6人で紅葉には少しく早い日吉大社の写生会をしました。大宮橋、大宮川、西本宮楼門、宇佐宮をそれぞれ描きました。やはり、大宮橋が描きたい。中々難しく川の流れがうまく描けません。小生は以前描いていた楼門のスケッチに色をつけ、大宮橋の袂に座りました。 くさめしてまたくさめして橋描きぬ 惟之 冬手水汲みて楼門朱を重ね...
View Article西本宮の楼門と拝殿のスケッチ
日吉大社西本宮の楼門 6F 水彩スケッチ この楼門の軒下の四隅の上部に木像の猿がいますが、楼門を守っているとか。本殿横の柿が赤く熟れてました。門の左の手水所の水を受けて彩色。建物の重厚さと複雑さに根負けして6Bの鉛筆を走らせました。参拝の人が入れ替わり絵を見て行かれました。もうこの絵は描けません。 秋手水汲みて楼門の朱重ね 惟之 柿熟れて桧皮の屋根にかかりをり...
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