ロッククライミングゲレンデからの大原の家並みと山山
台風11号一過の7月25日、大原三山の金毘羅山(523m)に行ってきました。歩行3.5時間のコースを軽く見ていましたが、6時間かかりました。金毘羅山は岩山で足場の悪さや階段の多い山。特に、翠黛山(すいたんさん)寂光院分岐からの下りが思いのほか急斜面で厳しかったです。一番のポイントはロッククライミングゲレンデからの眺めでした。
京都駅(8:45)ー京都バスー戸寺バス亭(9:45)ー江文神社ー江文峠-琴平新宮社ー金毘羅山三角点ー翠黛山寂光院分岐ー寂光院ー大原バス停(15:45)
浮雲や金毘羅山は岩の山 惟之
緑なす大原の野も電気柵
夏帽子行交う媼紅つけて
滴りの大原に眠る惟喬親王
石柱に神代の文字や極暑来る
日盛や神代の文字の謎めきて
狛犬の頭は野の石や晩夏光
外つ人に道を問われて蝉しぐれ
国道367号線の戸寺バス停から程なく高野川に架かる元井出橋から焼杉山方面を望む
左から金毘羅山(523m)、翠黛山(577m)、焼杉山(717m)の大原三山を見上げて歩む
江文神社鳥居を過ぎて江文峠に向かう
三体不動明王、金毘羅大権現と記された金毘羅登山口の江文峠。元気の余るUさんは腕立てとストレッチ。
毎日の参拝を続けているという91歳の老女に出会う。頬紅をつけ、朱い夏帽。その気力に元気をいただく。Kさんは下見の折にもお逢いした。
琴平新宮社に参拝し、登山の無事を祈る
ロッククライミングゲレンデからの眺め。左の山は水井山、右の後の山は比叡山。 クライミングのトレーニングや競技に使われる。
三角点への分岐にある案内版。わかりやすい表示。
金毘羅宮入り口の狛犬と石鳥居。狛犬の頭部には野の石が置かれていた。
金毘羅大権現
金毘羅山の三角点(522.8m)
三角点付近の「大国主之命」「天御中主之命」と刻まれた大岩
ハングルに似た謎の文字が刻まれた石柱。手前が絶壁で東を向けてに立っていた。この文字は神代文字の一種で阿比留(あびる)文字といわれる。「アメノミナカオヌシオカミ」(天之御中主之命)の意味らしい。前記の大岩に刻まれた命名と同じ。
寂光院の階段下。以前にはこんな木戸はなかったように思う。
寂光院の前のお土産や。芝漬、すぐき漬、梅干がならぶ。
大原女の小路。黒木や木工品などを頭にのせ、京都の町にこの道を通って売りに出かけた。
大原バス停へ。右奥の山は比叡山。