京都洛北 鷹ヶ峯 茶花園
諸手揚ぐ巫女の埴輪や髢草(かもじぐさ) 惟之
千木き家形埴輪風光る
朱き沓履きて大王眼る春
墳丘のテラスへのぼるしゃが著莪の花
本堂は明け放たれて花の寺
夏めくや牧のサイロの屋根光り
夏めきて窓辺の木遇も目覚めけり 洋子
夏めくや隣家の雨戸開ける音 秀子
新緑やさゆらぐ影を窓に見て 美枝
朝早く見る新緑の生き生きと 幸子
病院を出て新緑の風の中 テル
俳誌 嵯峨野八月号(通巻第529号)より
京都洛北 鷹ヶ峯 茶花園
諸手揚ぐ巫女の埴輪や髢草(かもじぐさ) 惟之
千木き家形埴輪風光る
朱き沓履きて大王眼る春
墳丘のテラスへのぼるしゃが著莪の花
本堂は明け放たれて花の寺
夏めくや牧のサイロの屋根光り
夏めきて窓辺の木遇も目覚めけり 洋子
夏めくや隣家の雨戸開ける音 秀子
新緑やさゆらぐ影を窓に見て 美枝
朝早く見る新緑の生き生きと 幸子
病院を出て新緑の風の中 テル
俳誌 嵯峨野八月号(通巻第529号)より