ご近所の民家で開催されている「おひなさま展」の風景。高齢化でなかなか飾れなくなった雛をお預かりし、夜なべでの作業で展示されたと主催者のことば。部屋の真ん中の火鉢には炭火が暖かくいこっていました。
唐橋東詰めの着物老舗「にしを」に飾ざれていた雛や長等商店街の古雛もご紹介します。
夜なべして飾らる雛の展覧会 惟之
雛の間に置かれし火鉢藍の色
丹精を手織りて美しし紙雛
古書店の二階は画廊冬終う
雛背に前歯無き子の笑顔かな
「おひなさま展」の古雛。五人官女の下段には火鉢の置物。
「おひなさま展」の手作り雛。子等の作品はたのしい。置き台は古いLPレコード盤。
唐橋東詰めの呉服老舗「にしよ」の飾り雛。道路からカメラを向けるとカラス戸を開けてどうぞと声を掛けてくれた。
にしよ入口近くには「雛の部屋」の織物の掛軸。許可を得てパチリ。
折り紙の雛七段つくり。おかみさんの一声「これ、紙のおひな様よ」。
「これ陶器の雛です」と教えていただいた。透きとおるような輝きのある陶器の雛。
長等神社近くのながら商店街の古書店の古雛。2階は画廊だったが、閉店となった。大津祭のときは、曳山が通る。
雌雛 長井房枝