春雨けむる大文字山山頂。気温3度。
京都マラソンのこの日、好天を期待し大文字山を登りました。、生憎の曇天。時おり春雨で、いつもは賑わう山頂も誰もいない。昼食は裏山の斜面で風を避けていただきました。山科への下山道で2本の冬青(そよぎ)の枝がくっついている珍しい光景に遭いました。
蹴上→インクライン→日向大神社→天の岩戸→七福思案処(トレイル38)→大文字山→トレイル42→毘沙門堂→山科駅
春の雨ほら貝響く南禅寺 惟之
伊勢神宮へ遙かに拝む余寒かな
暗闇の天の岩戸の余寒かな
山頂へ向う四つ目や柴の犬
山頂は気温3度や春寒し
山火事の跡へ頻りと春しぐれ
F1といふ名のポイント春の山
南禅寺への煉瓦つくりのトンネル上の「雑観奇想」の意味を問う
煉瓦は捻れて積まれでおり、不思議な力強さを感じる。抜けてすぐ右の坂をゆく
桜の頃は人で溢れるインクラインのレール敷きを船溜りへ。近くに大きな桂の大樹があり、以前に描いたことがある。左の公園を上がると疎水が流れる水路閣。
インクラインで使われた台車の復元。これに乗せて舟を移動した。動力は疎水の水力発電を利用。
びわ湖疎水の水はこの水道管で京都市内4か所の水道局に運ばれた。
インクラインの運転の仕組みを説明した掲示板。近代産業遺産に指定されている。
日向大神宮参道へ
伊勢神宮遙拝所。二礼二拍手一礼をする。
日向大神宮は伊勢神宮を倣って造営され、外宮・内宮が立つ境内
祭神の天照大御神が祀らる内宮(ないくう)
日向大神宮の裏山の天の岩戸。この岩戸をくぐると福運を招くといわれる
幾つかのコースがある七福思案処。四つ目の柴犬を連れた人と逢う。東山トレイル38。
木の根がつづく。転倒に注意。途切れ途切れにほら貝の音が聞える
大文字山中腹の見晴し。山科の市街をみて小休止
やっと大文字山山頂へ。うっすらと平安神宮の赤い鳥居みえる。岡崎公園は 京都マラソンのゴールになっている。風を避けて裏山おりると他のメンバー もここで昼食。
山科への下りには木肌がすこし赤味がかった冬青(そよぎ)が沢山みられたが、二本の木がドッキングいる珍しい光景に遭遇。この木の樹液は鳥をくっつけて捕る鳥もちになるそうだ。
大文字山には京都一周の東山トレイルや他の登山コースの標識が多くある。
山科聖天への安祥寺川沿いに見られた裸婦像のオブjジェ
桜や紅葉のころは賑やかとなる毘沙門堂付近