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Channel: 水彩画と俳句の世界
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第10回青いアトリエ水彩画展のご案内

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第10回青いアトリエ水彩画展をご案内申し上げます。

湖水会のメンバー4名の日頃の作品25点を出展いたします。

湖水会水彩画展に引き続きの作品展ですが、ご高覧いただきますようお願いいたします。


松本酒造の酒蔵と煙突(伏見)

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           松本酒造(京都市伏見区)  6F  水彩

 この作品は、第11回湖水会水彩画展に出展。新高瀬川堤防でスケッチした煉瓦の煙突と倉庫、酒蔵の構図。「この建物は絵になりますね」と出会いの老人に声掛けをされた。暑い日差しで集中できず、持ち帰ってゆっくり仕上げた。この建造物は、月桂冠大倉記念館や十国舟らと共に近代産業遺産に認定されている。

 聳え立つ赤き煙突秋暑し   惟之

 酒蔵は遺産なりけり冬ぬくし 

 

 

第11回湖水会水彩画展の作品

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   せせらぎ(釧路)  F6  中村忠治 

故石原誠治先生の淡彩に魅かれて集った湖水会のメンバー。水曜に草津滋賀BKに先生の熱弁に席を並べた。当初28名は14名となり、11年の歳月が流れました。月日はながれても絵のタッチは変わらない。毎年、楽しみにしていると来てくださる方々や通りすがりの人。ご高覧いただきましてありがとうございました。

 せせらぎの小石ひかりて草の花   惟之

 片蔭にペンを走らせお堀端 

 秋刀魚描く腸の匂いや一夜干し

 元気な児バケツに集う葱坊主

 稲架の絵でなにやら呟くひとり言

 三方五胡舟いっぱいの夏の港

 夏の雲諸手ひろげる呼んでいる

 高野川のコーヒー店や秋日和 

 八幡堀  F6  山崎 清

 仰木の棚田 F6 大田厚子

 葱坊主  F6  伯耆惟之

 夏の空  F4  清水ちよ

 森の流れ B9 坂根満誼

 三方五胡  F6  佐藤 武

 管山寺  F6  高橋忠英

 はざ(稲架)も少なくなりました 甲南町 F6  杉本幸男

 一夜干し(いちゃほし)  F6  長井房枝

 稲架(大津市上仰木) F6  北川清房

 じゅらくの里  F6  飯沼正明

  高野川散策  F6 町田源二

 

京都府立植物園の吟行

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  黄落は真盛りの大銀杏

秋の吟行は三年ぶりの京都府立植物園でした。参加者は予定より少なく6名、不在出句はよう子さんの1名でしたが、世話人の裕毅さんがお願いいただきましたガイドさんのお陰で盛りあがりのある吟行会でした。「冬ぬくし心尽くしのガイドかな すてひろ」の2点句もあり、あらためてお礼を申し上げたい気持です。まさに紅葉が真盛りの吟行会でした。また、リッチなコンサートホールのランチも頂き、食後のデザートやコーヒーを飲みながらの有意義な時間を過ごしました。句会の特選、総合点とも最高点はなんと不在出句のよう子さんでした。次回吟行会の再会をみんなで誓って散会。世話人の裕毅さん大変お世話になり、ありがとうございました。 

 赤帽の子等と行交う黄葉路   惟之

 落葉踏む轍くきりと車椅子 

 宝石の木の実が入りし玉手箱

 無患子の実の皮透けて黒き皮

 夜の雨に濡れて傾く男郎花  

 楓の木の紅葉且つ散る水辺かな

 曇天や破れ蓮の骨入り乱れ

 色鳥の声の賑やか楠並木

 黄葉描く背のまん丸の老女かな

うつ

  遠足の子等も黄葉拾い

     団栗・栗・無患子などの木の実が一杯

   ガイドさんの持つ木の実。この木の実の名前?

  イスノキの名板

  虫の瘤が出来て膨らんだ葉っぱ(イスノキ)。

     ヤマコウバシの木

  

  バクチ(博打)の木。木の皮が剥がれ赤い色の幹。

 サルビアの木。サルビアは赤色と思っていたが、この木は紫。サルビアは世界に700種類もあるらしい。

  コフクザクラ(子福桜)。白い桜が咲いていた。

  さねかずらの木。朱い房の実をつけている。

  楓の木と破れ蓮

    サルビアの赤い木の前にアップに絶えられぬ二人。

  林檎の木。今年の収穫は五個。

  梅林の案内前を行く。

 嵯峨菊の仕立て。菊花展が終わり、この嵯峨菊を拝見でき幸運。

 樹齢100年の樟の並木。川端康成の小説「古都」の舞台しもなった。  

 今日の参加五名の笑顔。満天星つつじの前でパチリ。青い帽子のガイドさん、楽しいガイドありがとうございました。

 句会場は京都コンサートホールのラミューズへ小橋をわたる

 

 

 

  

第10回青いアトリエ水彩画展終える

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    造り酒屋(豊郷)  6F  大蔵美耶子

 第10回青いアトリエ水彩画展にはわざわざご来場お出でいただきありがとうございました。その折、数々の貴重なご指導と温かい励ましのお言葉をいただき、心から感謝しております。ここには、出展作品の一部を掲載させていただきました。今後ともご指導ご鞭撻たまわりますようよろしくお願い申し上げます。

   けやき並木(彦根)  6F  大蔵美耶子

  登り窯(信楽)  6F  大蔵美耶子

  玉葱が主役  8F  長井房枝

  比良連峰を望む  8F  長井房枝

  イタリー製の壺  8F  長井房枝

  水仙の咲く頃  6F  中村忠治

  せせらぎ(釧路)  6F  中村忠治

  朝霧(長野)  6F  中村忠治

  二年坂  6F   伯耆惟之

  伏見の酒蔵  6F   伯耆惟之

  祇園祭  6F   伯耆惟之

 

 

十二月の詩(帰省子)

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       大銀杏に遊ぶ児(京都御苑)

   山頂に神代の文字や大暑来る    惟之

   シェフからの最初の一皿夏かぶら

   帰省子にハグされ照れる二人かな

   まなかひに伊吹座したる大花野

   秋うらら湖畔に集ふフラダンス

   薄野や深山に笑ふ磨崖仏

   どこまでも風しか見えぬ芒原  秀子

   残照や刻々燃ゆる芒原     洋子

   次々にウエーブ起きや芒原  捨弘

   穂芒の揺れて隠れし野の地蔵  美枝

   庭に咲く矢筈芒を茶の床へ   テル

   突風に寝たり起きたり芒かな  幸子

   道の辺のあまたの芒風ゆらす  アイ子

   手折らんと最早芒の刈られをり  初枝 

   

    

祇園祭

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      祇園祭  6F  水彩

祇園祭の山鉾巡行での新町・御池の辻回し。鶏鉾の音頭取りは扇を高く振り揚げ、山鉾はぎくりと回った瞬間。背後には東山を背に船鉾が帆を上げて迫っている。まさに京都の夏風景のクライマックスである。

       辻回しまはして祇園囃子急    昭風

       三扇を上げてぎくりと鉾廻す    惟之

 

 

 

一月の詩(椎の実)

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  棟上げの槌音止みてつくつくし   惟之

  炒りたて椎の実もらふ児の散歩

  秋麗や利休七則おもてなし

  蜩の響く洞や露天の湯

  鈴生りの苦瓜数ふ窓辺かな

  裏山に迷ふてひとり栗拾い

  枝つきの毬栗もらひ絵手紙に   美枝

  絵手紙に大きく弾け栗笑まふ   洋子

  焼栗の匂ひに引かれ一袋     幸子

  父の忌に栗羊かんをお供えす   テル

  栗並ぶ丹波生まれと名乗りつつ  捨弘

  丹波栗入りの赤飯誕生日      初枝

  栗飯を囲んで鄙の子沢山      秀子

          俳誌嵯峨野 一月号(通巻534号)より

 

 

 

 

 

 

   

 


謹賀新年2016

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                          石山寺山門 

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 

本年が皆様にとりましてよき年になりますようお祈り申し上げます。 

                                     平成28年元旦

 

 

井の頭自然文化園のはな子

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 井の頭自然文化園(東京都三鷹市)の象 はな子69歳(日本での最高齢)

わたしの27-29歳のころです。三鷹の会社寮からはな子の居る自然文化園の土塀のつづく道を井の頭公園駅に向い、渋谷に通勤していました。休日には公園の森を描いたり、アトリエフランセという絵画教室でデッサンを習ったりしていました。クリスマスが近くになると「星に祈りを」のギター演奏を練習して、ダンスパーチィ―を盛上げました。懐かしい青春の一ページ。それから40数年を経て、近郊に住む孫のお気に入りがこのアジアゾウのはな子。日本最高齢の記録をのばして今年も元気でいてほしいですね。

    初空に象の雄叫び聴こえくる     惟之

 

二年坂の春

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        二年坂(京都市東山区清水2丁目)

二年坂・三年坂はともに清水参拝道として作られたもので、坂と家並みが折り重なって続いてゆく美しい風景は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。この絵の石碑辺りから三年坂。三年坂を産寧坂とも記すのは清水寺の子安塔の安産信仰からで、埋葬地の鳥辺野へ通じる道でもあるため石段で転ぶと3年で死ぬという俗信も生まれた。石段下の土産店で厄よけの瓢箪を売るのはそのため。三年坂を上るとそのまま清水坂につながっている。いつも人が溢れ、外国人が多い。                                                

  初詣終へていそいそ二年坂   惟之

  初髪の人と行交う二年坂

 

室内写生会筆始め

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           湖水会の写生会作品一覧(2016年1月14日)

平成28年度総会の後、室内写生会をしました。林檎とワイン、グローブとボールに分かれて描く。今年もみんな元気に活動できますように祈ります。 

         12年共に描きて年新た    惟之

     余生とは無縁の友よ筆始め      

  林檎とワイン

   グローブとボール

 写生会風景1

  写生会風景2

 

 

 

 

 

 

 

 

寒林檎とワイン

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     林檎とワイン 6F  アルッシュ紙(裏)

 英字新聞に置かれた林檎に魅せられて描きました。林檎がきちんと描けたら一人前といわれるほどあってとても難しい。はじめて新聞ですが、面白い感じになりました。

          実の堅まりよき寒林檎真二つに  橘川まもる

          冬林檎海の向かふに海のあり   大森理恵

          

二月の詩(鹿の角)

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                八坂神社の楼門

 指立てるごとく伸びゐし鹿の角    惟之

 飛火野や鹿の名を呼ぶおみやげ屋

 落栗は空ばかりなり獣道

 嵯峨菊の千年のあや天地人

 初紅葉小枝に並ぶ鳩すずめ

 電柵に白き肩見せ大根畑

 大根来る姉の労作暖かし     捨弘

 大根を貰うて百菜御厨子かな  秀子

 青首を出して大根の仰ぐ空    洋子

 大根煮る柔らかに出来て旨きこと   テル

 大根抜き顔に泥つけはしゃぐ児   幸子

 足の如大根首を揃えをり    初枝

 日の温み僅かに残る大根抜く   美枝

            俳誌 嵯峨野 二月号(通巻535号)より

 

 

 

 

 

 

 

水仙花

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                可憐な水仙

   水仙や白き障子のとも映り    芭蕉

   水仙に狐遊ぶや宵月夜      蕪村

   水仙や古鏡の如く花かかぐ    松本たかし

   水仙花三年病めども我等若し  石田波郷

   水仙の花のうしろの蕾かな    星野立子

   水仙を剣のごとくに活けし庵   山口誓子

   海明り障子のうちの水仙花    吉川英治

   水仙を活けてピアノと別れし日  惟之

   

        

 


大津市・千石岩

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   ロッククライミング(大津市・千石岩)  水彩画 F50

今年の京都水彩会公募展の作品は大津市の千石岩を描いてみました。

このようは作品は小生には、はじめての挑戦。事前の研究会の厳しいコメントを

参考に何とか間に合わせました。

  岩壁の窪みに咲きしすみれかな    惟之

 

 

第33回公募京都水彩展ご案内

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 第33回公募京都水彩展が下記のとおり開催されますのでご高覧いただきたくご案内いたします。

  日時:2016年3月8日(火)~3月13日(日)

      午前9:00~午後5:00 最終日は午後4:00まで

  場所:京都市美術館 201号室~206号室

 

  

三月の詩(鳰と鷺)

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                       瀬田川の瀬に群れる鳰と白鷺

  ひざまずき僧の掌に聴く秋の鐘   惟之

  夜泣きの子あやし月下のひと回り

  秋の駅保線車入り来る没日中

  鴨の尾の湖面に浮きてまた沈み

  あかときの瀬音に群れる鳰と鷺

  水木しげる天に招かれ冬銀河   秀子

  冬銀河ジングルの鈴つけて    テル

  齢重ね見ゆるものあり冬銀河   洋子

  冬銀河孫の靴音遠くなり      初枝

  ありがとうと口ずさむなり冬銀河   幸子

  冬銀河櫓音だんだん遠くなり   惟之

  冬銀河母の年忌も無事終り    美枝

         俳誌 嵯峨野 三月号(通巻536号)より

 

第33回公募京都水彩展おえる

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      時の流れ  京都水彩画会賞  松原弘幸

 第33回公募 京都水彩画展は6000名を越える入場者を迎えて盛会裡に終りました。展示は一般、会友、会員で312点。お気に入りの作品と拙句を紹介します(順不同)。

 土壁に時を刻みて冬ぬくし   惟之

 二上山の裾に棚引く朝の霧

 インディオの笑ふ仲間や春隣 

 冬瓜や見えつ隠れつ白兎

 冬銀河へ生命響かすグレイかな

 古知谷の古木は朽ちず深みどり

 ダンスダンスの童の素足力あり

 ヒマラヤの路辺に刻まる梵語かな(無季)

   明日香  林 沢野

   アンデスの仲間たち  会員推挙  中西しず江

  響   福井タマエ

  La Pastorate 春早き朝 小西淳子

   讃歌  山口ももり

   未来  京都新聞賞  染井三千代

  八方尾根ースキー日和り 会員奨励賞 会員推挙 渡辺徳一郎

  収穫祭(部分)  若林和子    

   水先案内の休憩  坂本隆男

    思惑のLINE(部分)  西口久枝

  ある刻  村山綾子

    若い人   大西 智

    岩本眼鏡橋(熊本県)  荒金弘安

   マニー車で祈る老婦  宮下陽子

  

  ダンス・ダンス♪ 会員奨励賞  寺嶋真理子

  こんにちは赤ちゃん  西浦小百合

  秋の雑賀崎  村端カネ子

  マデーラ  大橋淳男

   支根  長井房枝 会友推挙

 

    ヒマラヤ山麓の旅モン・ラ  小田切 弘

   会場風景1

    会場風景2

 

 

丹波七福神めぐり

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   養仙寺の大布袋

 丹波七福神めくりをしてきました。わずか8Kmに素朴なお寺が7つ並び、七福神が祀られています。周囲は懐かしい日本の原風景を想わせる田園地帯。途中の七谷川沿いには桜並木があり、蕾が膨らみかけていました。たんぽぽ、つくし、いぬふぐり、なすな、すみれ、サンシュウ、蕗の薹、芹、アカシヤなど春一杯の七福神めくりでした。残念ながらカメラのバッテリー切れで、大黒天からの画像がありません。ご容赦ください。

JR京都駅(9:17発)-JR亀岡駅(9:48着)ーバス(10:09発)ーバス停毘沙門ー神応寺(毘沙門堂)-養仙寺(布袋尊)-蔵宝寺(大黒天)-金光寺(弁財天)-耕雲寺(恵比寿天)-極楽寺(寿老人)-東光寺(福禄寿)-バス停小口(15:12発)-JR亀岡駅

 七福神まずは初音の毘沙門天   惟之

 三百の石仏まもる花さんしゅう

 布袋寺の垣根に二輪すみれ草

 白壁に白れんの空ほていさん

 参道の土手に群れ咲く蕗の薹

 七福神へ続く土塀に春日差す

 ようおまいりと梅の花咲く弁財天

 菜花咲く盆地見おろす恵比寿天

 極楽寺ゆずり葉の木は門前に

 なずな咲く坂を登れば福禄寿

 芹群れる小路をのぼり福禄寿

 鎮花祭菜花一束ワンコイン(出雲大神宮) 

 つくしんぼ手帳に挟み児の土産

 パラグライダーゆらりゆらりと春の山

JR亀岡駅の京阪京都バス

JR亀岡駅まえのなだらかな牛松山。七福神はこの山麓にある

 

バス停毘沙門で下車し、朱いのぼりを目印に北にゆくと神応寺の案内がある。

七福神めぐり散策コース案内、日焼けて薄くなっているが、全コースがしめされている

神応寺の毘沙門天

  朝日に照り、石仏庭園に並ぶ石仏。11面観音、聖観音、如意輪観音像など約330体。

  石仏を見守るように見事なサンシュウが咲き誇っていました

養仙寺の門前で迎えてくれる布袋尊

  牛松山山麓の七福神道

 千木の見える家並と土塀

 和らぎの道の自刻像。平成6年に地元の高校生の卒業制作。

 七谷川沿いの野外センターに見た七福神像 

  七谷川沿いの美しい桜並木。蕾が膨らみかけていた。 

 

 

 

 

 

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