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Channel: 水彩画と俳句の世界
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第35回京都水彩会作品展おえる

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                     川端カネ子  早春  F20

  作品展の最終日6月1日(日)の京都の気温は36℃。京都市美術館別館へ、幼い2人が浸かって遊んでいた白川沿いの葉桜の道を急ぐ。。当番の方に一声かけて会場へ入る。一枚の絵のまえで作者と語るのが何より楽しい。この川端さんの絵はご自宅の近くの桜を描かれたが、日をいっぱい浴びた大きな樹をいつも描かれている。とくに、奥の背景に魅せられる。今回の作品には人物が右に描かれていた。200点近くの作品からの作品紹介は、偶然が重なっているが、拙句を交えてお許し願いたい。

 枝張りて 作者も元気 桜咲く   惟之

 梅見かな オリーブ緑(グリーン)の 色が好き

 魚道に 次々跳ねる 稚鮎かな

 アトリエに 陶人形のゐる 聖五月

 月さまも 帽子が似合ふ 散歩道

 日盛や 一息入るる 坂の路地

 新緑に 池はさ緑 浮見堂 

 ひまわりを 挿して花瓶の 微笑かな

 白川の 流れに遊ぶ 子等の声

 葉桜や 疏水に映る 赤い橋

 早春   F20   林 沢野

 

 浮見堂   F20    藤田 千代

 

 魚道   F20  大西 善和

真夜中の散歩  F20  中村 都志美

川岸 英子   F20   一息

アトリエの人形(部分)   F20   渡辺 徳一郎

静物   F20  木村 一三

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


6月の詩(鳥の巣)

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        ビンゴ メディランド 1994年 フランス作出 L.R系(京都府立植物園)

  バス停は 蕪村公園 春の川     惟之

  釣人の 土手の賑わひ 燕来る

  てふてふの 句碑よむ如く 競り上り

  大原の 山々映えて 田植とき

  鳥の巣は 戸袋の中 朝日差す 

       俳誌 嵯峨野 平成二十五年九月号(通巻506号)より

                       ペニチュア

                ビンゴ メディランド ネギ(ユリ)科 中央アジア

               くすのき並木 Camphor Tree (京都府立植物園)

 樹齢100年近いくすのき約90本の並木路。緑のトンネルに差し込む木漏れ日は美しい。この並木は、川端康成の小説「古都」にも登場している。

          

   

 

 

湖北の集落

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                     湖北の集落(滋賀県長浜市菅浦)  F20

 白洲正子のかくれ里「湖北 菅浦」の集落を描きました。太陽が真上の時間帯には集落の屋根は、白く光り、木々は逆光気味。まだ、緑が深くこんな風景でしたが、湖水は瑠璃色に光り、?く聳える林間の隙間は湖面が透けていました。この絵は須賀神社境内近くの高台より描きましたが、参拝は土足厳禁でした。第30回みずゑ会作品展に出展しました。

  参拝は 素足が習い かくれ里    惟之

  日盛や 湖北の集落 屋根光る

 

  沖つなみ高しまめぐりこぎすぎて 遙かになりぬ塩津菅浦   長方

 

  

 

 

 

第30回 みずゑ会作品展

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                奈良公園にて  F8  西澤廣子           

     首のびる 草食ぶ鹿に 日の射して   惟之

     平筆の 筆跡強き 赤かぶら 

     まなかひに 赤屋根一軒 白雨かな     

     花あやめ 池に映して 大鯰

     花の橋 渡す勢ひ 枝ゆるる       

                  赤かぶ   F10号   中村修三

                  にわか雨  F20  清水正彦               

                 仲良し  F10  衛藤佳代子

              水辺のあやめ   F8   徳永征子

武奈ケ岳登山

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               西南稜よ武奈ケ岳を望む

 JR石山駅7:20発−JR比良駅8:08着−バス8:20発ーイン谷口8:32着〜正面谷〜青ガレ

 〜金糞峠11:00〜中峠12:00〜ワサビ峠12:30〜西南稜(昼食)〜武奈ケ岳13:20着 〜八雲が原

 〜北比良峠15:00〜(ダケ道)〜大山口〜イン谷口16;30着 16:40発〜JR比良駅16:50着

   堂満山 ぬっと顔出す 梅雨晴間    惟之

   清水汲む コップの裏に 谷の名(正面谷)

   谷間の 闇に群れ咲く 鳥兜

   川音に まぎる濁音 蟾蜍(ひきがえる)

   水中に 鳴く声太き 蟾蜍

   姿なき 水音ばかりの かくれ滝

   首もたげ 睨みをきかす まむし草

   鯖街道 眼下に捉え 山つつじ

   武奈が岳 背に郭公の 鳴きつづく

   いもり棲む 八雲が原の キャンプ場

JR比良駅前

堂満岳を望む

イン谷口への小屋 手作り杖を借りる

大山口  青ガレ金糞峠へ

青ガレへの緑陰

青ガレの左側を登る  落石危険あり

金糞峠 北比良峠への分岐

中峠 涼風が気持ち良い

まむし草

シロモジのトンネル潜る。 シロモジは三本の指を広げたような葉っぱ

比良川の源流をゆく。

こんな老杉が多い

ぐらつく橋をゆく

鳥兜

小さなさくらんぼ生る緑陰をくぐる(ピンボケ)

花のおわった岩鏡  葉が鏡のように照っている  夏の季語

やま紫陽花がところどころ咲いてる

べにドウダン

西南稜より武奈が岳をのぞむ

武奈が岳山頂(1242m)

山頂から蓬莱山方面

釈迦岳・ヤケオ岳方面

朽木方面

ブナの木肌

八雲が原の湿原のイモリ

 北比良峠

大山口

七月の詩

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        ベニドウダン 比良山系中峠にて    日の零る 峠に見上ぐ 紅満天星

 

      登校の子等の足跡春の雪    惟之 

      桃の花挿して子達を迎へをり

      柔らかに土を突き上げ牡丹の芽

      伊吹山見ゆる土手なる蕗の薹

      伊勢湾も比良山も一望春の山

                       俳誌 嵯峨野 七月号(通巻516号)より

      

      

       

たなばたのえ

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             たなばたのえ  いそべこはる  5さい

息子家族が孫を連れて来てくれました。七夕を前に賑やかな日々をすごしました。こはるちゃんが描いてくれた 楽しい絵(3枚)と育パパが5歳ころ描いた作品を紹介します。

   星の恋 ウインクしている 織女かな     惟之

   画用紙に 大きく描かる 蝸牛

   顔中に 飯粒つけて 嬰の夏

   梅雨最中 賢女の土産 京の甘栗

   育パパや オムツも替えて 汗ながす

 

               かたつむりと人参   いそべこはる

人参とバナナを描いていたら、いつ間にか蝸牛が描かれていました。象もいます。

                乗馬の印象   いそべこはる

 動物園ではじめて馬に乗りました。両手を空にあげて楽しそうです。

               カーボ^−イ   ほうきだいすけ   5さい(1982年ごろ)

今は小学校先生。カーボーイハット、眼力、ニヒルな顔、ベルトの2丁拳銃、朱いスカーフ、右下は馬だろうか。実に繊細で大胆な絵。

 先生より幼くして画家のセンスありや。

 

人参と南瓜

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                      人参と南瓜のスケッチ 

 こはるちゃんと一緒に描いていた人参と南瓜の写生。こはるちゃんの絵(「たなばたのえ」の2枚目)はおおきな蝸牛が描かれたが、人参に2本の角が生えて、南瓜が蝸牛の殻になったんだ。なんと愉快な発想だろうか。

 

 


大山崎山荘

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                     大山崎山荘   8号  水彩

  3年前の4月に吟行会で訪問したが、今回は写生会。山荘前の樹がおおきくなってしまい、赤い屋根と煙突が目立つ構図となった。逆光のため深い軒下が見えず適当になっている。曇り空だったが、一瞬に青空がのぞきこんな絵の風景となった。

      青空へ 煙突のびて 緑さす  惟之

 

   

愛宕山ハイキング

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                   切株と北山杉  山頂近くの尾根道より

 梅雨明けの7月20日、愛宕山(あたごさん924m)にゆきました。清滝からの表参道はきついが、嵯峨野線の八木駅からバスでゆく原登山口から登るルートは比較的楽なコース。裏参道から見上げた愛宕山の山頂付近は右あがりの台形。鳥居の立つ登り口では初蝉を聞いたが、中腹あたりはもう蜩が鳴いていた。神社つくりの木材などを運んだと思われる木道が見られた。山麓と頂上の温度差が10℃といわれるが、愛宕神社の山頂は19℃でひんやり。本殿で参拝をすませ、神社下の葉桜の下で昼食。さすがに人気のある愛宕山、ほぼベンチは一杯。下りは谷筋ルートと月輪寺ルートにわかれて行動。月輪寺は白洲正子がたびたび訪れたそうだ。子宝紅葉を経て、清瀬川の林道にやっと出た。下りといえど表ははやりきつい。子等の川遊びの声が聞える。清滝バス停に着いたのは丁度、バスが出たあと。お陰で反省会の名のもとに麦酒の乾杯。すこし酔がまわりお気に入りの帽子を忘れた。

  京都駅(嵯峨野線)7:43−八木駅8:05直ー八木駅バス8:24発ー原駅9:00着ー原登山口〜三角点〜愛宕神社〜月輪寺〜清滝バス停14:10着ー清滝バス停15:05発ー京都駅15:10着

 蕎麦処 越畑すぎて 朱の鳥居  惟之

 愛宕山へ 日に3本の 登山バス  

 四囲の山 朝霧晴れて 青田道 

 初蝉を 聞きて愛宕の のぼり口

 中程は もう蜩や 愛宕道

  竜の目の ごとき根株や 薄暑光 

 水晶に 夏日輝き 掌に

 木漏れ日を 見上げ汗拭く 裏参道

 薄暑光 清滝川に 子等の声

 バス出でて 自ずと決まる 麦酒かな

   北山杉の 木肌の光る 青田道

 北山杉の見事な立ち姿 背景は亀岡の山並み

  夏草や 北山杉の 奥の闇

  初蝉や 一の鳥居の おほきかり

 先住の熊、猪とも仲良くとある。

  林間に 夏陽かがよふ 裏参道

  中程は 蜩鳴きて 愛宕道

山頂の近い尾根道の枯木  

 愛宕山三角点。 左の松の根元で小粒の水晶が光る石を見つける

愛宕神社入り口

愛宕神社本殿前 愛宕さんは火伏の神。光秀は本能寺で信長を攻める前にひいた神籤は何度ひいても凶であったらしい。

大杉谷分岐  ここで月輪寺のコースと別れて行動

 法然上人18番札所の月輪寺 

親鸞が手植えしたといわれる時雨桜

白洲正子が通い続けたといわれる月輪寺  

樹齢1000年を越えるといわれる子宝紅葉。等身位に子供が幹に抱きつているように見える瘤がある。

空也の滝。空也上人(903−72)の修行の故地。空也念仏の祖、六波羅密寺の建立。同寺の空也上人木像は有名。

清滝川林道

夏休みに入り清滝川に子供らの声はずむ

京都駅まで50分かかるが、230円で済む。バスまちの時間はおいしい麦酒をどうぞ。

 

  

 

8月の詩(葉桜)

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              有馬山山系の遠望(神戸市兵庫区有馬町) 本文と無関係                         

 葉桜の木蔭に入れば女坂    初枝

 葉桜の木蔭に集ふクルーかな  惟之

 葉桜や古道この先行き止まり   洋子

 葉桜や滋賀の里曲(さとみ)に穴太積   晴子

 校門をおほふ葉桜きらきらと   秀子

 葉桜や雨にけぶれる芭蕉句碑  美枝

              俳誌嵯峨野8月号 誌上句会 兼題「葉桜」より抜粋 

 ゆっくりと疎水を離れ花の月  惟之

 孔雀啼く金堂裏に花の散り

 その昔吾子と魚追ひ花の下

 枝々のものの芽天へ燃え立てり

 頭から入り腹に遊びし鯉幟

              俳誌嵯峨野8月号 若竹集より抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

 し

 

 

 

 

 

湖水会クッロッキー

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  クッロッキー作品がずらり。みんなモデルの表情を個性ゆたかに捉え楽しい作品が並んだ。

  普段あまり描かない人物を短い時間で描く訓練。モデルも真剣ながら描き手も真剣。

   夏の日を 浴びて並びし クッロッキー   惟之

   モリジアニも ナイスガイもゐて 夏のアトリエ 

 

山田漁港

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             山田漁港(草津市山田) 8号 水彩

 近江八景で知られる矢橋帰帆島の北大橋から北へ自転車で10分ほど走ると、湖岸道路に沿う山田漁港に辿りつく。南北に200mほどの漁港だ。西の山並みの高い山は比叡山。後ろには古い倉庫。黒猫がのそりと歩いてきた。漁船と青いポール。波間に映る影。船と影は難しが、面白い構図となった。この絵のお気に入りは背景上の千頭岳から逢坂山、比叡山へと続く山並。

  遠山は 叡山なりし 夏の港   惟之

九月の詩(さくらんぼ)

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                  一夜明け蜥蜴とまた遭ふ狭庭かな

 鈴生りのさくらんぼ摘む子のほっぺ   惟之

 山形のおばこの瞳さくらんぼ       秀子

 頬寄せて姉妹見上げるさくらんぼ    晴子

 さくらんぼ小学校の落暉かな       美枝

 送り来て元気を知らすさくらんぼ     初枝

 太宰治好きで嫌いでさくらんぼ      洋子

 

 囀りは杜のオペラのアリアかな     惟之

 孫のみな郷に集ひて子供の日

 亀去りぬゆつたり蓮葉かき分けて

 葉桜のトンネルぬけて湖の青

 清流や著我咲きのぼる杉林

          俳誌嵯峨野九月号(通巻518号)より

 

曼珠沙華

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              大戸川沿いの土手に咲く彼岸花(大津市)

湖南アルプス麓の畦道や川原に咲く曼珠沙華を見て来ました。彼岸も中日をすぎると花は早くも呆けたような感じになっている。やはり咲き初めの頃の緋色がきれい。畦道に咲いていた彼岸花が束ねて刈り込まれいたり、川原の草刈場には一本の緋色がのこされていた。彼岸花は秋彼岸のころに咲くのでこの和名がついた。稲作の伝来とともに中国から渡来したと考えられ、曼珠沙華は梵語の赤い花という意味といわれる。死人花(しびとばな)、幽霊花、捨子花、狐花(きつねばな)などの季語がある。 

 川音や土手咲のぼる曼珠沙華    惟之

 畦道に束ね捨てらる彼岸花 

 畦道に緋色一筆 曼珠沙華

 一群れの垣根に灯る曼珠沙華

 川原に一もと灯る曼珠沙華

 職去りて野の径ゆかば曼珠沙華

 七十路の雲多き午后 曼珠沙華 

 

 

 

 

 


駅の音楽会 2014−秋

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                駅の音楽会(京都駅ビルにて 2014年9月23日)

京都駅でコーヒーを飲んでいたら背後から、ドラムのような音がきこえてきた。駅ビルの階段に向かうと、大勢の観覧者が11階まで。「駅の音楽会 2014−秋ー」という京都府職域・一般吹奏楽連盟の主催の音楽会。思わず座り込んで秋の午後のひとときを過しました。「アナと雪の女王」のレット・イット・ゴーや「軍師官兵衛」メイン・テーマなど。

 秋の空 駅階段の 音楽会    惟之

 ピッコロの 音色のも高く 秋の午後

 

 京都駅構内改札前

柿と花梨

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                 柿と花梨 8F  水彩

 

パンジー

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                  パンジー 2F  水彩

10月の詩(夏つばめ)

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                 可憐に咲くコスモス 

  白川にあそぶ子の声炎暑の日     惟之

  薄暑光東寺の金堂まなかひに

  夏つばめ九輪の塔を掠めとぶ

  雲垂れて湖は鈍色梅雨に入る

  田植済む無事の知らせに笹団子

  金魚掬ふ妻と子のいる古写真

  大海を知らずに逝きし金魚かな    洋子

  掬ひ来し小さな金魚よく育ち      初枝

  新聞を読むかに鉢の金魚寄る     美枝

  七十路の夫の日課や金魚飼ふ    秀子

          俳誌嵯峨野 平成26年10月号より転載

 

ポストカードありがとう

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こはるちゃんポストカードありがとう。地球儀じょうずに描けたね。けいすけくんのかみの毛くるくるのてんねんパーマになってる。クスクスくすくす。おもしろいよー。

こはるちゃん かわいいふくきているね。えがおが素敵だよ。けいすけくんそっくりさんだよ。また、あそびに来てね。しがのおじいちゃんとかずまあより。

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