朝日に輝く花八手
新年の鐘きいてをり腹の子も 惟之
水晶玉数えていくつ花八手
段ボール抱えて配らる里みかん
古希と謂う門に立ちゐて年迎ふ
魞挟み対峙の気配鴨の陣
俳誌 嵯峨野 平成25年4月号より
朝日に輝く花八手
新年の鐘きいてをり腹の子も 惟之
水晶玉数えていくつ花八手
段ボール抱えて配らる里みかん
古希と謂う門に立ちゐて年迎ふ
魞挟み対峙の気配鴨の陣
俳誌 嵯峨野 平成25年4月号より
森の灯 小5年 ほうきだいすけ
今は小学校の先生をしていていますが。幼いころは絵ばかり描いていました。この作品は写生でなく、美術の授業でお話を聞いて描いた創造の絵だろう。深い森にランプがいっぱい吊られていて、池にも映っている。なぜか木の幹が青く、幻想的な絵だ。絵の裏には5年3組とあり、先生の評価はB。
寺田屋前にてずらりと並ぶ
節分祭(3日)、初午(4日)まえに、今年2度目の稲荷山(233m)と伏見酒蔵近郊を散策しました。地元のDさんの案内もあり、山頂付近から台湾人の青年も加わって楽しい一日を過ごしました。
JR石山駅ーJR京都駅ーJR稲荷駅ー伏見稲荷大社ー稲荷山ー京阪伏見稲荷駅ー京阪伏見桃山駅ー
黄桜観光館ー寺田屋ー月桂冠大蔵記念館ー御香宮ーJR桃山駅ーJR京都駅ーJR石山駅
初午の狐銜へる金の玉 惟之
初午の織の遠く愛宕山
稲荷山の三角点はおぼろかな
春日差す雑木林の昼餉かな
弁当を開くれば菜花づくしかな
煙突と酒蔵の街 風光る
保線車に夕日の照りて春の駅
狐の銜えているのは稲穂
赤い頭巾を被る竜
初午をひかえて熊鷹社拝殿に吊られた稲穂
初午の幟の背景に愛宕山をのぞむ
稲荷山の三角点を捜すが、見つからず
大岩にせり登る石の鳥居(稲荷山・大岩神社)
稲荷大社本殿へ竹林の道を下る
千本鳥居の参道に下山
京阪伏見稲荷近くの踏切。
黄桜観光会館前。中庭の黄桜の老木のテーブルでごぼうのから揚げを肴に地ビールと大吟醸
の杯をいただく。
月桂冠大倉記念館まえのとおり。
江戸時代に十国舟がゆきかった運河に並ぶ酒蔵。桜のつぼみはまだ固い。
瀬田川と大戸川合流近くの清流
軒つらら朝日煌めく祠かな 惟之
ムササビの棲む千年の神の杉
春障子ひびく御堂のコンサート
雛背に前歯なき子の笑顔かな
春一番湖の街道走り抜く
俳誌 嵯峨野 平成25年度6月号
薫るシクラメン 6F
1月の写生会と同じ鉢のシクラメンを描きました。Mさんの奥様がしっかりと管理いただいたお陰。一つの画材をみんなで描く。描き終えてずらりと並べで一人ひとり自分の作品を批評する。うまく描けたところ、できなかったところ。十人十色。今月からあたらしいメンバーがふえてまたにぎやかになりました。
シクラメン雪の窓辺にしずかなり 久保田万太郎
部屋のことすべて鏡にシクラメン 中村汀女
シクラメン虚飾のことば風に乗る 鷲谷七菜子
第31回公募 京都水彩展を以下ののとおりご案内申し上げます。ご高覧いただきますようお願いいたします。
日時:2014年3月11日(火)〜3月16日(日)
午前9:00〜午後5:00 最終日は午後4:00まで
場所:京都市美術館 Tel 075−771−4107
延暦寺にない堂 50F
第31回 京都水彩展に出展しました。にない堂の朱色と苔の明度を強調するため背景の杉木立を暗くしてみました。
第69回びわ湖毎日マラソン 2014年3月2日 13:19 瀬田洗堰にて
春息の ランナ一団 堰渡る 惟之
トップゆく ペースメーカー 春の軽足
飛火野の青きを踏みて二の鳥居 惟之
口笛に仔馬駆け来る牧場かな
春の宵葦たいまつの灯りかな
硝子絵の聖母を包む春の光
見はるかす三川の土手さくら咲く
俳誌 嵯峨野 平成25年7月号
ペースメーカーをトップに瀬田川沿い走るランナー 13:49
祝祭の日 京都府知事賞 能勢公子
京都市美術館で開催されていました第31回公募京都水彩展が終わりました。出展は会員、
会友、一般から300点を超えるの力作が展示されました。受賞作品などを紹介します。
春の風 纏ひ歓喜の 踊りかな 惟之
薄紅に染まる四葩へ闇迫る
薔薇抱え 何を語らん 瞳かな
凛として 月下御堂の 屋根光る
今日ひと日 生きる目ぢから 竜の玉
ハルカスも ビリケンもゐた 春の展
春の象 子等の小太鼓 聞ひてをり
窓開けて ホツと聴きをり 綿の花
よひら再び 京都水彩画賞 加納和子
ハルカスの見える町 文部科学大臣賞 赤峰武徳
ブーケとマダム 会友奨励賞 長井博司
老舗 京都市長賞 吉田文弥
月下池畔 千代田利行
生きる 山口ももり
La Pastorale 小西淳子
葵まつり 阪本隆男
公園の大樹? 村端カネ子
アフリカを想う 宮下陽子
リンネ・13 吉田英三
夢みるBIWAKO 西口久枝
窓を開ければ 吉田鮎子
京都水彩展 展示風景 (京都市美術館 205号室)
「はいちーず」 いそべこはる 5さい
たのしい絵をおくってくれて ありがとう。 おじいちゃんがかずまあを「はいちーず」といって
「かしゃ」としゃしんをとっている。「とってくれてありがとう」とかずまあがいっている。けいすけ
くんもなにかいってる。こはるちゃんとかずまあはぴーすしてる。また、絵をかいておくってね。
咲き誇る君子欄 6F
正月ころに米粒くらいの花芽が分厚い葉の底に見られ、次第に茎が伸びて2月の初めに花が咲く。
色濃い葉に橙色の花の名は君子欄にぴったり。花が落ちる頃の雄しべは思い切り伸びきっている。
君子欄 聖火の如く 咲きて落つ 惟之
枝垂れ梅
枝垂れ梅 静かに揺れて 瀬田の川 惟之
白梅の 影の仄かや 暮そむる
安産の 腰掛石や 梅ひらく
柔らかく 土突き上げて 牡丹の芽
小鳥群れ 彼岸桜の 日差かな
参道の白壁と白梅
第一梅園(菫の苑)
第二梅園(東風の苑)
水仙と梅林
牡丹の芽
乙女椿
彼岸桜(夢の桜)
八大龍王社
三椏の花
三椏は枝が三つに分かれるのでこの名がある。三月から四月ごろ、新芽にさきがけてて枝先に雪洞のように黄色の花をつける。花は小さな花が沢山集まって下向きに咲く。高さは一〜二メートル。あまり目立たないが、黄色に色ずいて一気に目立つ。古くから上質の和紙の原料として栽培され、紙幣などにも使われている。
三椏や皆首垂れて花盛り 前田普羅
三椏の花の黄色や父母はなし 菖蒲あや
三椏の花雪片の飛べる中 山口青邨
三椏に日はまた昇り七十路 惟之
千鳥ヶ淵の桜(その1)
関東では一番人気の桜名所、九段下の千鳥ヶ淵の桜を見てきました。。早朝だったので人出の少なくゆっくり桜を見てきました。
旧江戸城の田安門の朝
千鳥ヶ淵の桜(その2)
千鳥ヶ淵の桜(その3)
千鳥ヶ淵の桜(その4)
千鳥ヶ淵の桜(その5)
千鳥ヶ淵の桜(その6)
千鳥ヶ淵の桜(その7)
千鳥ヶ淵の桜(その8)
千鳥ヶ淵の桜(その9)
千鳥ヶ淵の桜(その10)
千鳥ヶ淵の桜(その11)
千鳥ヶ淵の桜(その12)
千鳥ヶ淵の桜(その13)
千鳥ヶ淵の桜(その14)
山本山の山麓より
湖北の湖の辺の道 山本山(324.4M)を散策しました。山の麓は湖風が強くて肌寒かったが、青麦が穂を出し始めてこんな見事な景色でした。登山口を道行く人に訪ね、急な登りをジグザグにあがる。やがて、赤い鳥居のある稲荷神社にでる。境内には花びらが敷き詰められて、隅には花屑が溜まっていた。鈴をひと振りして、一気に山道を登ると古保利古墳群のある稜線に。古墳時代(3世紀から7世紀)つくられた前方後円墳132基がこの山本山の稜線につくられた。山本山城の本丸跡からは竹生島、菅浦半島が見渡せる。豪族の栄えた平和な時代には古墳が、そして戦国時代は城が造られた。
JR高月駅10:20→熊野登山口→稲荷神社→古保利古墳群→山本山→山本城本丸跡12:00→
宇賀神社→高時川→河毛駅15:00
春の鷺 湖風に舞ひて 2羽3羽 惟之
山越へて 通学した道 桜しべ
花散りて 稲荷神社の 屋根光る
湖望む 古墳の左右 岩鏡
春霞 「星と祭」の 竹生島
林間の 海津大崎 薄霞
稜線に 数多の古墳 春の湖
ドン眠る 古墳の数多 春嵐
城跡へ 抜ける山路や すみれ草
春霞 のっと顔出す 伊吹山
JR高月駅(国宝11面観音の有名な向源寺・渡岸寺まで500m)
こんな街燈がありました。「観音の里」
もう田水張がはじまっていた。向こうの山並は賤ケ岳
50軒近くの熊野地区の住宅案内図。思わず笑ってパチリ
萱葺きの門前にはチュウリップが咲いてた
熊野地区の民家。前歩は山本山登山口。
山越えて通学した古保利小学校への道
花びらが小さな稲荷神社の境内に散っていました
古墳群近くに咲いていた岩鏡。葉が鏡のように光っていた
古保利古墳群の案内版。132基がこの稜線に確認されている。上部がびわ湖。右が湖北に当る。この丘陵はびわ湖を一望でき、天候に湖北・湖東・湖西も見える。この古墳群の被葬者は当時の重要な交流・交易の水運を掌握した首長層とその所属集団と推定される。最大の古墳は西野山古墳で全長90m。
熊野山古墳
賤ヶ岳から山本山を経て宇賀神社までのルートの湖の辺の道
山本山頂上近くからの菅浦半島、竹生島方面の眺め
山本山城本丸跡の立札
急な下山道
高時川を渡り、河毛駅へ。前方右の山は小谷山。
摩天楼のあべのハルカス
今月にOPENになりました日本一の高層ビル、あべのハルカス近郊の慶沢園・市立美術館での吟行会に参加しました。句会はレストラン榴樹。参加は予定の2名が参加できず5名でしたが、俳画展も見ることができ、終了後は通り抜けの最終日に間にあって、思い出深い吟行会となりました。幹事の捨弘さんありがとうございました。以下、洽善さんの高得点から10句のみ掲載します。
八重桜 池面に見入る 余生かな 洽善
春光の 園の隅まで 満ちてをり
行く春の 池に影置く 摩天楼 洋子
歳時記を 開き頬杖 目刈時
ハルカスに 纏ひつきたる 春霞 捨弘
春うらら ピリケンさんの 足の裏
結婚は 見合いだと云う 花の下 敬子
慶沢園 新緑の中 さぎ遊ぶ
枝々の ものの芽天へ 燃え立てり 惟之
春空へ 威風堂々 美術館
慶沢園のたった一本の八重桜
現代俳画展見ました
慶沢園の四阿で柏餅ごちそうになりました
庭園の池には白鷺、亀、緋鯉がいました。ハルカスの映りました
最終日でしたが、八重桜がとてもきれいでした
八重桜の見納。こんなに見事でした。
自然いっぱいの田上(たなかみ) 小6(1996年) ほうきゆか
この絵は平成8年度 大津の子ども総合美術展に出展されていたようで、画用紙の裏に学校名、題材名、氏名が書かれラベルが貼られていた。田上小学校の屋上からの写生だろうか。ペン画でのびのび描かれている。 昨年、9月に孫・悠理くんを出産。この4月に7ヶ月の悠理くんを連れて里帰しました、。娘と乳母車で自宅付近や大戸川の散歩が日課のこの頃。小学校の帰り道、仲良し3人組とWさんの花壇の花の蜜を吸ったことをききました。
ふる里の はつ夏をゆく 乳母車 惟之る
故郷は 山あり川あり 風薫る
花の蜜 吸ふて道草 初夏の軒
第18回滋賀水彩展および第35回京都水彩会員会友作品展が表記のとおり開催されます。ご高覧いただきますよう、ご案内申し上げます。
伊吹冠雪 水彩 M20号
第18回公募滋賀水彩展に出展の作品。こんな伊吹に出合ったことを感謝し、また色を重ねました。50号、60号の公募作品の中で存在感の示せる一点となるか楽しみです。今週火曜日に搬入。
ふ
ぶどう畑と北アルプス 滋賀県知事賞 渡辺徳一郎
早春の安曇野。アルプスの山並に朝日が輝き、空は赤味かかった鈍色。山裾へ少しづつ影は移ろいて安曇平へ落ちつく。中央の木立からぶどう畑がゆっくりと迫ってくる。安曇野のすべてを知り尽くされた作者の構図だ。知事賞おめでとうございました。以下、他の受賞作品と数点を紹介します。
安曇野のぶだう畑の芽吹きかな 惟之
滝壺へ紅葉落ちゆく景色かな
時雨るるや湖族住しか古民家
「おこしやす」と簪(かんざし)揺れて初夏の展
春日差し受けて舟小屋屋根ふくらむ
星流るマッターホルンの夜明けかな
秋の色 朝日新聞大津支局賞 鶴田蓉子
舟小屋 京都水彩会奨励賞 宮下陽子
古民家 京都新聞滋賀本社賞 田川千代子
晩秋の武田城址 牧野昭良
おこしやす 長井博司
マッターホルンの夜明け 藤井照也
K公園沿いの公園 三石正弘