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Channel: 水彩画と俳句の世界
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田上郷土史料館

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           田上郷土史料館収蔵庫の大八車の車輪  

   高度成長期の時代の変化の中で、郷土の文化を担ってた道具類が廃棄物として消えてゆくことに地元の二人が危機感を持ちます。そして二人は、これらを何とか後世に残せないかと活動を始めます。はじめは奇異に見ていた地域の人々も、共感し活動を応援しようと動きだします。ことことがきっかけとなり「田上郷土史料館」が開設されました(昭和42年)。懇切にご説明いただきました真光寺の東郷正文氏に感謝申し上げます。大津歴史博物館 企画展「田上でぬぐい」-暮らしと文化ー参照。  

  春日背に二輪で訪る史料館  惟之

  大八の車輪五つ六つ春の塵

  五つ玉の大津そろばん春はじく

  ネズミ捕り形いろいろ春の窓

  春塵の鞍に積もりて牛の声

  菜種打つ床几台吊る蔵の内

  歯車のハンドル廻し田水汲む

  吊るし柿馳走になりて太鼓楼

  担ぎたる消防ポンプ火の用心   

 田上郷土資料館収蔵所

 菜種取りの床几 床几の下に布を敷き、木槌で叩き、菜種を落とす

  井戸水汲みの滑車と肩担ぎが付いた消防ポンプ

  積み上げられた風呂

 

  民具一式

   足踏み式の脱穀機 踏み込むとカラカラ回りました。

  牛の鞍と藁の合羽  牛の声が聞こえてきそう

 牛の背に吊り下げた藁袋

  餅つきの木臼  石臼は移動が大変だが、木臼はし易い。

  柿渋の絞り機  渋柿の実から採取した液は木や麻・紙などに塗り防水・防腐用とします。

  台所の大かまど一式

  ずらりと並ぶ田草とり

  真光寺境内の別館へ

 井原西鶴 武家物語の句碑  

   田上郷土史料館の建築概要

  田水汲み取り機 川から田水を汲み取る際に使われた機器

  糸ノべ車  綿に撚り(ねじり)をかけて、糸を紡ぐための道具

 分銅。秤などで量るものの基準となるおもり。天秤に使用した。鉄や真鍮などの金属製

  ねずみ取り

  五玉の大津算盤

 蠅とり機 蜂蜜を塗った木製の回転板に止まった蠅が手前の金網に捕集される。

 山本粟斎詩・梅田鉄城画の田上拾六勝  明治29年(1896年)

 狛坂摩崖仏の40年程前写真。現在ではシミや苔での汚れがあり、貴重な写真と思える。   

 

 

 

 

 

 


五人囃子の笛太鼓

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               五人囃子の笛と小鼓の雛人形

 ひな祭りを控え、室内写生会で五人囃子を描きました。余りのむずかしさにうまく描けませんでしたが、衣装の美しさや動きのある顔・手のシグサにも魅了されました。そして、この機会に五人囃子の役割(意味)を再認識できました。

 雛人形は内裏様とお姫様の結婚式を表していますが、結婚式のおめでたい席を音楽で盛り上げるのは五人囃子の役割です。五人は元服前の少年で、髪はおかっぱ頭で烏帽子を被っています。うたい方は一人、楽器方は大鼓、小鼓、笛、太鼓の四人です。     

  おかっぱの烏帽子の雛や美しく  惟之

      謡ひては笛を吹いては座り雛

      太鼓打つ雛の口もと一文字

      大鼓小鼓かたは立雛  

  平成はもうすぐ終りひいな描く

 

 作品1.2

 

  作品3,4

 

  作品5,6 牛車と御所車

 

  作品7,8 ガラスの小鳥

 

  作品8,9 ガラスの小鳥とティセット

 

 

 

   写生風景1

 

  写生風景2

 

三月の詩(淀川浪漫紀行)

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                                 鼓と花  6号 水彩

    

          淀川浪漫紀行

  街道は京へ京へと天高し   惟之

  秋晴れや幟はためく船着場

  行く秋や鍵屋の古りし吊り太鼓

  くぐりゆく毛馬閘門の秋信号

  船着場釣瓶落しの八軒家

         誌上句会 兼題「冬将軍」または「退屈」(無季語)   

  退屈に炬燵の睡魔襲ひ来る  三枝子

  退屈を極めつくせず年の暮  まこと 

  退屈とは如何なることか十二月  洋子

  小春日や退屈の僧碁敵来る   秀子

  冬将軍しかと眉描き街に出る   美樹

  雲迅し冬将軍の峰みねに  みどり 

  冬将軍待ってましたとスキー場  祐枝女

  荒行の僧の道行く冬将軍  静風

  冬将軍鎧兜も脱ぎ捨てて  博女

  冬将軍猫が我が道行く如く  繁子

  冬将軍雑木の中に昼の月  千代

  冬将軍異国の山に寝てゐるか  古奈

  冬将軍佐渡を踏んづけ日の本へ  研二

  冬将軍靴音急ぎ通り過ぐ  初枝

  冬将軍朝刊ぽとり入る音  美枝

  冬将軍窓に張り付く湯治宿  恵子

  冬将軍来るなら来てみよ逃げはせぬ  捨弘

  聳え立つ摩崖を覆う冬将軍  惟之

  掘端のガス灯どっかと冬将軍  啓子

  退屈や木枯の声聞くばかり  朱實

       やまびこ(一月号の作品から)感銘・共鳴ーー私の好きな一句

  茨の実恥ぢらひほどに彩づけり  喜志子

  文机に柿あれば足る子規忌かな  爽見

  鰯雲川の消し去る独り言  繁子

  声尽くし命つくして夜夜の虫  玲子

  見舞文切手を選ぶ夜長かな  ともはる

  糸瓜忌やひとり足らざる草野球  素岳

  秋涼しペンの先より句が生まれ  近子

  病棟に一灯残る夜の長き  みどり

  秋霖や座敷童の気配して  洋子

  稲妻に浮かぶ高炉の巨影かな  良精

  肩すこしふれて離れて夕月夜  幸江

  ラムネ飲む昭和の音を転がして  喜美恵

  老人になり切れぬまま初さんま  久美子

  唐辛子魔女の爪にも劣らざる  素岳

  柚子一つ捥いで今宵も一人鍋  保子

  校庭の蛇口上向く運動会  幸子

  鳴き継ぎて千古の宮の法師蝉  惟之

  お話を聞きて寝る子や星月夜  文香

  今年米地震に遭し子のもとへ  照子

  敬老日靴紐ぎゆつとむすびをり  ひさ女

        俳誌 嵯峨野 三月号(通巻第572号)より

  

      

 

  

第14回とっておき作品展

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  社会福祉法人にぎやか会主催の「第14回とっておき作品展」を見てきました。心にある思いをあるがままに描かれたこれらの作品は個性あふれt力強い作品ばかりで圧倒されました。絵画の作品を主にご紹介します。

 

      警察24時  西田尚弘

 

     女性騎士

 

    台風  

 

     森の鳥  森岡かおる

 

     嵐  小倉美雪 

 

    春のいなか  森かおる

 

    こいのぼり  合同作品

 

      無題   合同作品

 

 

 

     無題  合同作品

 

     仮面ライダー  西田 隼

 

     仮面ライダー(部分) 西田隼

 

    花とケーキ

   花火   合同作品

 

    かがみもち あおぞら

 

    ヒョウ  鉤 吉智

 

    ダンプカー  西田尚弘

 

    黄金バット  

 

   ふくろう  江上利祐

 

    ぞう  

 

    きむらえり

 

    クリスマス

 

   きぼう

 

   およぐめだか

 

   アンパンマン  遠藤優木

 

    小山田明宏

 

 

石山寺の梅園

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                                       御影堂前の盆梅

   白梅の枝先のびて月見亭   惟之

   逞しく土突き抜けて牡丹の芽

   光堂の反りし庇や牡丹の芽

   本堂の鈴の音頻り梅の園

   本堂に沓の音響き梅ひらく

   白梅の狭間は蒼き瀬田の川

   枝先の青空揺らす辛夷の芽

   紅梅や式部の像に重ね散る   

 

  梅林と月見亭

 

  水仙と梅林

 

   光堂と白梅

 

  牡丹の芽

 

  本堂前の盆梅展

 

  本堂の舞台を見上げる。巨大な硅灰石の上に立ち、参拝人の靴音や鈴音がこぼれる。  

 

  芭蕉の句碑

 

 

   

四月の詩(古墳めぐり)

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                                      劇場の赤い屋根(宝塚市) 8号水彩  

    古墳めぐり 

 山眠る曼荼羅山の古墳群   惟之

 凍雲や横穴古墳の暗き奥

 綿虫のお迎え優し小野神社

 倒木の嘆きをちこち冬の尾根

 羽ばたきて背に立つ鳰の黒十字

    誌上句会 兼題「冬茜」または「風(無季語」)

 冬紅葉巡り主峰の風の中  三枝子

 ビルとビルそれでも空は冬茜  たかすけ

 お年玉貰うて風のごとくゆく  洋子

 冬茜ムンクの人を叫ばしむ  研二

 吉野山渡る列車や冬茜  惟之

 冬茜林を染める夜明けかな  稔

 冬茜追ふかのやうに眉の月  奈緒世

 心地よき松風を聞き初茶席  まこと

 僧正のみ魂安かれ冬茜  博女

 拭き終へし窓にひろごる冬茜  靖子

 比良の山連なる峰の冬茜  静風

 電線に並ぶ烏や冬茜  祐枝女

 冬茜足長おじさん付きまとひ  泰行

 冬茜夕雲に山染めにけり  よう子

 初風や古希の目標踏み出せり  里子

 冬の海風おさまりて船ひとつ  美枝子

 手を振れば光る指輪や冬茜  千代

 手術終へ部屋に戻れば冬茜  秀子

 冬茜ふらりと入る古きバー  仙命

 隅田川の流れおだやか冬茜  テル

 冬茜体操帰りの川上に  啓子

 北風や空回りする換気扇  佳子

   やまびこ(二月号の作品から)感銘・共鳴ーー私の好きな一句

 豊作や開きしままの蔵ひとつ  みどり

 医者の嘘政治家の嘘虫すだく  優江

 紅葉して青空はじく飛騨の山  きぬ

 爪切るも生きる証や残る虫  ひさ子

 先頭を呑み込んでゆく芒山  敦子

 風紋は風の言葉や冬渚  廣平

 白雲は静かに流れ秋桜  志津子

 秋刀魚船喫水深く帰りくる  靖子

 ひと枠は猫の帰り路障子貼る  素岳

 月光や波を鎮めて海の上  久子

 千体の地蔵の影や虫時雨  一雄

 まつすぐの道は淋しや秋夕べ  祐枝女

 秋の蝶見れば亡き友思い出す  悦子

 起伏なき余生賜ひて蒔く大根

 

 

背割り桜

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                背割り桜 左は木津川右は、宇治川

 八幡駅から男山(鳩ケ峰 143m)に登り,石清水八幡宮にお参りをして、木津川を渡り、背割堤の花見をしてきました。桜はほぼ満開でたくさんの人が花見を楽しんでいました。昨年の9月の台風で倒木や枝折れの大きな被害がありましたが、花見シーズンに備えられたとのことです。翌日の朝刊には「傷癒えて満開」の見出しで、ヘリからの「背割堤」の写真が掲載されました。

  京都駅ー(近鉄)-丹波橋ー(京阪)-八幡駅ー神応寺ーエジソン記念碑ー石清水八幡宮ー展望台ー裏参道ー飛行神社ー御幸橋ー背割り桜ー八幡駅ー丹波橋ー京都駅

   木漏れ日を浴びし鳥居や射干の花  惟之

   行き交ひのケーブルカーや山桜

   竹林を揺らす木漏れ日春の風

   遠愛宕西に叡山桜咲く

   石段の長き参道すみれ咲く

         土手に咲く菜花は空へ青空へ   

   風そよぐ背割堤の花見かな 

   傷癒えて桜花満開背割堤

 京阪電車 八幡駅前

 朱い鳥居を見下ろして

   しゃがの花の咲く石段を神応寺方面へ

  神応寺の鐘楼

  

 男山山頂へのケーブルカー

 竹林の木漏れ日

 竹林を眺めて三角点へ

 男山三角点

 駐車場の大桜

 エジソン記念碑

エジソンが1879年に発明した白熱電球のフィラメントは石清水八幡宮の境内の竹が使用された。このことを記念して50年後、記念碑が建立された。

 石清水八幡宮(男山八幡宮)

 本殿前の榧の大木

 信長塀

織田信長が天正8年(1580年)寄進した土塀。瓦と土を幾重にも重ねているため、耐火性、耐久性にすぐれており、本殿を囲むように築かれている。

 展望台から木津川・背割堤方面(大山崎方面)を望む

 展望台下の石垣のすみれ

 安居橋(太鼓橋)を渡る

 木津川堤防の菜花

 木津川と御幸橋。右の塔は展望塔

 木津川と背割り桜(御幸橋より) 右の遠山は愛宕山方面

  

 背割堤より木津川、男山、八幡山方面 

   沓音も静かにかざす桜かな  荷兮   

 背割り桜(宇治川寄り)

 

 

 背割り桜(宇治川寄り)

 

 背割り桜(木津川寄り)    堤の先端付近より上流の背割り桜を見る

 

 

五月の詩(稲荷山)

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                   英国庭園(大津市)

     稲荷山

  鳶舞うて大河合流初御空   惟之  

  赤赤と千本鳥居の淑気かな

  五福餅食べて家族と稲荷山

  逆光の冬日波打つ湖辺かな

  次次に来ては湖に向くゆりかもめ

      誌上句会 兼題「海苔」または「春浅し」

  春浅し魚拓の墨の匂ひゐて  三枝子

  春浅き海辺に立ちて空仰ぐ  優

  海苔焙る香りに食のすすみけり  たかすけ

  児の声や海苔で包みし握り飯  初枝

  入園のグッズ作りや春浅し  惟之

  百度踏む父と少女や春浅し  洋子

  焼海苔に海の香青し朝の膳  まこと

  春浅し鉢植えの向き変えにけり  よう子

  地海苔とて高値をつけて恵方巻  稔

  春浅し孫の成績気にかかり  テル

  春浅し売地に杭の打たれゐて  祐枝女

  店先に猫の座布団春浅し  美智子

  春浅しされど賑はふ京の街  博女

  磯波にさはぐ光や春浅し  靖子

  さざ波に鳰の湖春浅し  静風

  草原の茫洋として春浅し  珠子

  春浅し歌手願望の絵馬揺れて  美枝

  海苔炙る酢飯のできる頃合ひに  秀子

  メールにて返す返事や春浅し  十二朗

  春浅きマラソンランナー古都駆けて  泰行

  海苔炙りついと校歌に海苔魚目  啓子

  無造作に干さし海苔や道の横  捨弘

  海苔味の赤穂の塩や梅真白  ひさ子

     やまびこ(三月号の作品から)感銘・共鳴―私の好きな一句

  この人と老いゆく幸や落葉踏む  鈴枝

  音立てて足踏みミシン窓小春  ひさ子

  オリオンを見上げ勇気の塾帰り  緋莉

  冬の朝箸置くやうに母逝きぬ  怜

  ひとつづつ風の甘さの吊るし柿  静風

  出仕舞の煙残して村眠る  きぬ

  内子座の奈良の冷えへ下りにけり  勝彦

  木漏れ日を縫ひつつゆけり冬の蟻  勢津子

  本音出る寄せ鍋の貝ぱつと開く  素岳

  鳴きながら家の真上を鶴の行く  志津

  冬紅葉逢えぬ人またひとり増え  東音

  なにげない母の一言榾明り  勢津子

  担がれて案山子の役も了りけり  みどり

  包丁も逃げる蒟蒻冬真近  繁子

  どの家も苦楽こもごも十二月  悦子

  吾亦紅何処か気の合う干支同士  アイ子

  柿落葉肩を抱き合ふ道祖神  信義

     俳誌 嵯峨野 五月号より(通巻574号)  

 

 

  

  

  

 


ます釣りと湖岸のキャンプ

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            「ます釣理をしました」  いそべけいすけ(5歳)

  10連休の初めには帰郷した子等と南郷水産センターで鱒吊りを楽しみました。次々に釣り上げた鱒は7匹。この絵は保育園の描いたとのことです。太陽も雲の笑っています。水面には吊り落とした鱒が飛沫を挙げています。二日目は沖島を遠見の湖岸でバーべキュー。おいしい焼肉をいただき、浜辺では石投げやバドミントンも楽しみにしました。    

    春が来て橋に巣作り親燕    こはる

    孫の汲む心尽くしの新茶かな  惟之

           次々と鱒吊り上げて歓喜の児            

    沖島や水上スキーの波寄せる

    石投げて童に還る春の湖

    沖島や白砂青松春の雲

    牛タンに骨付ラムの春キャンプ

    信楽や陶の兜に絵付けの児宵

    綺羅の名のボール活き活き春の宵

    春の宵令和前夜の誕生会

 

  鯉に餌やり 

 

  餌ばかりとられてなかなか吊れない

 

  歓声あげて

 

   吊り上げた鱒を塩焼きに

 

   もうすぐ焼き上げりよ

 

 網の中の鱒は吊れた7匹でした。シャツの虫はクワガタかな。

 あっという間に描いてくれました。とても素敵です。

 

   沖島と津田山の真向いのキャンプ場 

 

 

   石投げ

 

 

 

 

 

 大津港

 

 

 

 

    

              

    

  

湖北水鳥公園(長浜)

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              湖北水鳥公園(長浜)の写生風景

水彩画を楽しむ湖水会のメンバーで湖北水鳥公園に写生会をしました。竹生島、菅浦半島を背景にしたこの湖岸は野鳥のみならず魚類や貝類、水生植物の宝庫となっています。冬季には水鳥が集まる場所として有名。また、沖合600m付近までが、人の立てる浅瀬で、アカメヤナギの立つ風景は美しい。作品と湖岸風景を紹介します。

       浮島に影絵の如くやなぎかな   惟之  

      

  

  

 

   

 

 

  風景1

  風景2

 

  風景3

 

 風景4 

  伊吹山遠景

   

八幡山ハイキング

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              日牟礼八幡宮の鯉幟

  かつて、戦国大名で関白になった豊臣英次が築いた八幡城があった八幡山に登りました。眼下には碁盤状に造られた城下町とそれを取り巻く水郷、北には琵琶湖と比良の山々、東には安土山、西には近江富士などを望む景観は見事です。のろし台展望から長命寺展望の縦走コースで下りました。駅前のダルマ屋のビールは最高でした。

  あやめ咲く堀を描いた絵は子らに   惟之

  参拝や大きく揺らぐ鯉幟

  山頂の見えつ隠れつ山つつじ

  囀りの木漏れ日浴びて山くだる

  無事下りて山に一礼椎の花 

  ダルマ屋のビール一杯山帰り 

JR近江八幡駅ー八幡堀ー日牟礼八幡宮ーロープウエイ前ー登山口ー山門ー村雲御所門ーロープウエイ山頂ー瑞龍寺ー八幡山山頂ー北之庄城址ーのろし台展望ー長命寺港展望ーヴォ―リス記念病院分岐ー記念病院バス停ーJR近江八幡駅  

 

  八幡掘

 

  八幡宮まえ

 

  八幡山と八幡公園案内図

 

  不動寺山門

 

 

  ロープウエイ山頂駅

 

  日本100名城認定証

 

   瑞龍寺前

 

  安土山、西の湖方面

 

   八幡山山頂(272m)

 

  長命寺港、津田山方面

 

 

   のろし台展望

 

  長命寺港、長命寺山、津田山方面

 

  田植えの終えた田園風景

  

 

 

第23回公募 滋賀水彩展

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  第23回公募 滋賀水彩展が開催されます。ご高覧いただきますようご案内もうしあげます。

       会期  2019年5月22日(水)~5月26日(日)

                AM 9:00~PM 5:00

       場所  大津市歴史博物館 大津市御陵町2-2 

 

第23回公募滋賀水彩展おえる

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              マキノの春  服部壽一(守山市)

 大津市歴史博物館で開催されていました第23回公募滋賀水彩展がおわりました。出展は昨年とほぼ同数の78点でした。本年度から、小作品の出展も可能となり、新人賞はF8の作品でした。一部をご紹介をします。室内のオレンジ系の明りため画像が実際と異なっていますのでご承知ください。

   水彩を極めわマキノに田水張る  惟之

   テーブルの苺あざやかティタイム

   信楽の埴輪目覚める春日かな

   マントンに星は流れて二人かな

   雪原のしづかさ走る列車かな

   点描と群青の空夏に入る

   山影や畝に列なす春の雪

   アルプスの山裾飾る桜花かな

   初夏の隠岐の牧場や日本海

   出刃捌きいと軽やかに鮭ひらく

   本堂の舞台におわす大紅葉   

 

   ティタイム 新人賞 中井敏子(大津市)

 

   信楽  荒金弘安(大津市)

 

  マントンの夜 藤井輝也(大津市)

 

   雪原をゆく特急しらさぎ  村木美彦(大津市)

 

   眠れない夜あなたに逢いたくて  筈井今日子(栗東市)

 

   立夏の白馬連峰 三浦武弘(大津市)

 

   待春の湖国  藤原孝義(高島市)

 

   桜の頃のアルプス 渡辺徳一郎(大津市)

 

   水生植物園の春 長井房枝(草津市)

 

   祀り  若林和子(大津市)

 

  隠岐を描く  中江貞夫(高島市)

 

   妖怪の宴会  横田隆子(大津市)

 

   鮭  馬淵忠夫(長浜市)

 

   石山寺の紅葉  伯耆惟之(大津市)

 

   展示風景

 

   講評風景

 

 

 

   

六月の詩(節分草)

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                                          祇園先斗町 水彩F6 町田源二

       節分草

  阿寒湖に揺らぐ気嵐鶴の声   惟之

  湖に入り正拳突きぬ寒稽古

  新装のドローンショップや春立ちぬ

  雪解けて次次のぞく節分草

  本堂のヨーガ体験春兆す

       誌上句会 兼題「春休」または「海(無季語)」

  稽古海女しぶきを残し潜りけり  三枝子

  春休み大きくなりし孫の靴  初枝

  末つ子の笑顔の多き春休み  よう子

  果てもなき俳句の海や春霞  まこと

  海を見に行く約束の春休  洋子

  春浅し知覧の青春海に消え  朱実

  峰よりの新しき景春休  秀子

  涅槃西風海の細波撫でながら  稔

  華やぎの季節移ろふ春休  静風

  パンダ見る駆ける子供ら春休  美智子

  琴の音は練習曲や春休  みどり

  夢中なる子供のゲーム春休  奈緒世

  足腰の耐へれば見たき春の海  喜志子

  パステルのブルーや春の海の色  研二

  ひと回り靴も成長はる休み  美枝

  智恵熱のさがりて遊ぶ春休  博女

  解放も拘束もなし春の海  克彦

  海の町今も見下ろす花菜端  祐枝女

  海一望香り千里の梅の丘  靖子

  一筋の潮目しろじろ春の海  紀久子

  春休み着飾りし子はデートかも  はかすけ

  海越えて来ても休まぬ燕かな  仙命

  春休み子らと石投げした中洲  惟之

  春休み老いも若きもうきうきと  テル

  春休み沖ゆく船のほんやりと  捨弘

  プードルのリードは子供春休み  佳子

  埋め立ての海はかなたや花曇り  啓子

           やまびこ(四月号作品から)感銘・共鳴ーー私の好きな一句

  仕舞湯の柚子胸元に集まりて  昌子

  亥の年を八度重ねて初勤行  惠弘

  仏足石に命引継ぎ冬の蜂  素岳

  年の瀬や遺影を掛ける場所を決め  一陽

  追伸に本音の覗く寒さかな  方城

  すき焼や男仕立の目分量  龍策

  健康に勝る富なき年湯かな  龍策

  浜風にふはりとのりし冬の蝶  志津

  行く先は未知の世界や初暦  杏花

  幸せをつつむがごとく着ぶくれし  惠弘

  既に無き社名のタオル冬至風呂  爽見

  年ふりし地球儀十二月八日  洋子

  白菜の色して虫の太りけり  千代

  牧場の霧の中より牛の声  たまき

  目に枯野溢れて熱きレモンティ  恵

    俳誌 嵯峨野 六月号(通巻575号)より

  

  

  

栗東自然観察の森

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                   可憐に咲く笹ゆり

 梅雨まえの好天の一日を栗東自然観察の森で過ごしました。写生は夏菊の咲く竹林を抜けて、木道を渡り、カエル池のほとりとしました。池は睡蓮と青蘆が群れていました。帰り道、木陰に咲いていた笹百合がきれいでした。

  アクセス:JR草津駅東口バス停5番乗り場 金勝東宝ランド・トレセン行 「赤坂団地」下車3分

    竹林や清く波打つ夏の菊   惟之

    こあじさい木道つづく古池かな

    青蘆の日照りを返すカエル池

    足首は刺され刺されて藪蚊かな

    笹ゆりの小さく揺れてさざれ岩 

    ひつじ草花をつけずに日を照りて

    あずま屋の屋根赤くして緑さす

 

   作品1

 

  作品2

 

   作品3

 

   作品4

 

   作品5

 

   探索の人

 

  

 

 

 

 

 

  


新緑の三上山

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                  新緑の三上山

 「近江富士」とも呼ばれている三上山に久しぶりに登ってきました。梅雨晴れの日曜、大勢の人と出会いました。展望台では、愛犬連れのご夫婦とも一緒しました。また、遠路、石川県から日帰りの方もおられました。新緑もきれいでしたが、馬酔木にとても良く似たネジキに二度も出会いました。

 JR夜須駅ー山出前バス停ー表登山口ー妙見宮跡ー表登山道ー割れ岩ー急坂ー展望台ー奥宮ー山頂ー花緑公園ーふるさと館バス停ーJR野洲駅

     新緑の男山女山や近江富士   惟之

     滔滔と野洲の流れや梅雨晴間

     馬酔木似の捩木に二度も出会ひけり

     緑さす山路に諸手樹の叫び

     天狗岩みどりに吠えるごときかな

     無事下りて山に一礼椎の花

     昼顔の咲く昼下り藤棚へ

     忘れ箸して小枝で食ぶるトマトかな

     睡蓮の隙間は蒼き空の色 

 

 

  ネジキ  ツツジ科ネジキ属 

 

  妙見堂跡

 

 

 

   割れ岩

 

 

 

   展望台  悠々と流れる野洲川

 

  奥宮の磐座の前でパチリ

 

  

  山頂(432m)で一休み

 

 

  

 

   ネジキをまた出会う

 

 

   天狗岩

 

   昼顔や夏菊の道

 

 

   三上山を背景に花緑公園へ

 

もりやま芦刈園あじさい

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                              もりやま芦刈園(守山市杉江町)

紫陽花が満開に咲き誇ったもりやま芦刈園に行ってきました。園内の紫陽花は西洋あじさいが50種、5000本、日本あじさいが50種、5000本が植栽されているといわれています。初めての芦刈園でしたが、また、訪れてみたい。

  梅雨晴間メロン街道ひたすらに   惟之

  あじさいのその名は踊るダンスパーティー

  花火なる紫陽花きらりきらりかな

  甘酒も売られてゐたり芦刈園

  湖岸ゆくさざなみ街道行々子   

  

 公益法人守山市シルバー人材センターもりやま芦刈園入口   

        

  

 花火といわれる品種 花柄が長く、花火を打ち上げてよう

 城ケ崎 静岡県東伊豆城ケ埼付近で発見

 

 

 純白大輪

  ダンスパーティー  花弁が細く、花が躍るように咲く

 なんとまあこんな紫陽花名を知らず

  

 アメリカで発見された拍葉八重

 

七月の詩(石山寺)

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          立夏の白馬連山(F50水彩)  三浦武弘(大津市)

      石山寺

 梅の花毀れて聞こゆ鈴の音   惟之

 薄紅梅式部の像に枝垂れけり

 白梅の狭間は蒼よ瀬田の川

 暮れかかる梅の枝伸びて月見亭

 旗振れば琵琶湖マラソン春驟雨

      誌上句会 兼題「山桜」または「雨(無季語」

 娘の使ふ細身の傘や春の雨  三枝子

 林道の目印なりし山桜  たかすけ

 山ざくら遠くに見ても山桜  敦子

 簪のごと頂上の山桜  まこと

 これよりは坂の無き道山桜  洋子

 高速の車窓楽しや山桜  よう子

 磴上の空せばまりぬ山桜  みどり

 雨を連れ寒のもどりや籠りをり  初枝

 山桜孤高の一本雲流る  秀子

 雨を恋ふ畑地帯や春嵐  奈緒世

 法要の朝や突然春の雨  誠子

 一寸まて散り急ぐなよ山桜  捨弘

 被災地の復興いまだ花の雨  ひさ子

 余生まだ夢ふくらます山桜  博女

 遅咲きの御室桜は見ごろなり  テル

 花に雨根方に犬と宿りゐて  稔

 古里の変わらぬ空や山桜  千代

 菜種梅雨昔のコート探し出し  祐枝女

 舞ひ散りて踏むもためらふ山桜  静風

 今しがた西行をりし山桜  研二

 のぼり来て思はぬ出会ひ山桜  靖子

 午後の日を浴びて鳴禽山桜  秀穂

 ほっこりと馬酔木咲く庭雨模様  佳子

 旅先の朝の散歩や山桜  美枝

 記念樹の疎水に添ひし山桜  惟之

 山桜根は通学の路へ伸び  恵子

 山桜よりの風受け菩薩像  咲久子

    やまびこ(五月号作品から)感動・共鳴ー私の好きな一句

 折れさうなこころ立てをり春隣  道子

 月白く残る山の田初氷  東音

 風花や児童の像は空を向く  志津

 人日の水のやうなる家居かな  梅子

 月凍てて一生といふ一刹那  由美

 遺影にも湯気ほのぼのとなづな粥  美枝

 隙間風我が家の仔細知り尽くす  素岳

 湖尻より風を濡らして鴨翔てり  素岳

 四方のまだ闇をはなさぬ初詣  素岳

 煩悩と共に暮らして去年今年  久子

 一村へ山野へ隔てなき初日  篤子

 文楽に泣きに行くなり女正月  幸江

 切干を黙して作る元教師  安恵

 悴む手君の上着のポケットへ  朋子

 富士晴れて一湾凪ぐや初景色  龍策

 梅の香を聞きつつ一枝活けにけり  惠弘

 大晦日いつものやうに第九聞く  和子

    俳誌 嵯峨野 七月号(通巻576号)より

 

 

 

八月の詩(花の回廊)

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                 夏の由布岳(大分県由布市)

 

      花の回廊

 青空の花の回廊子ら駆ける   惟之

 春休み超満員のすべり台

 ねそべってうとうとうとと花万朶

 みぎひだり川面煌めく花堤

 テント張り庭でままごと春休み

      誌上句会(兼題 「夏木立」または「新茶」)

 歩を返し宇治の新茶を覗き込む  三枝子

 夏木立抜ければ海の青きこと  紀久子

 夏木立抜けて次なる王子社へ  洋子

 封を切り新茶の香り楽しめり  杏花

 おもむろに新茶と言はれ正座する  研二

 夏木立過ぎてふりむく鳥の声  祐枝女

 休日や新茶のかをる三時どき  まこと

 急須よりまつ一滴の新茶かな  静風

 鳴砂の夏木立にて晶子の碑  稔

 新茶摘む乙女の姿輝きて  たかすけ

 摘むときの唄思ひつつ新茶汲む  靖子

 八十路過ぎて新茶のうまみ知りにけり  よう子

 夏木立すき間を抜ける風少し  みどり

 堂塔を仰ぐ参道参道新茶の香  博女

 夕方の光の長き夏木立  里子

 新茶汲む宇治駅ポストは茶壷形  秀穂

 マラソンの二人の絆夏木立  珠子

 夏木立木漏れ日に笑む石仏  秀子

 旅終へておもむろに汲む新茶かな  美枝

 武蔵野も独歩の碑にも夏木立  真喜子

 夏木立ベンチの犬も舌を出し  初枝

 街道は右も左も夏木立  テル

 一角はメタセコイアの夏木立 捨弘

 湖辺に座す石仏群や夏木立  惟之

 夏木立青空将棋の駒の音  美樹

     やまびこ(6月号作品から) 感銘・共鳴ーー私の好きな一句

 粕汁やしあわせさうな愚痴を聞き  素岳

 糠床の底の寒さを掴みけり  勝彦

 庭園のどこか余寒の水響く  近子

 空の青乱して鴨の着水す  紀久子

 白木槿百花夕日に静止して  佐智子

 退院す梅一輪に迎へられ  秀子

 飼えぬ児がそっと抱き上ぐ捨子猫  素岳

 石庭に自問自答や春浅し  勢津子

 ほとばしる雪解の水や和紙の里  ひさ子

 待春の峡に寄り添ふ家二軒  洋子

 貝殻を置き去りにして春の波  利里子

 紅梅や淋しき闇に色こぼし  弘子

 武蔵野の蒼天へ豆打たれけり  恵子

 前へ前へ若鮎の何時も一途  紫陽

 針穴の見えて通らぬ余寒かな  美枝

 余命尚為すこと多し春隣  和江

 つくしんぼ音轟かせsL来  秀子

 万物の動き初めたる雨水かな  捨弘

      俳誌 嵯峨野8月号 (通巻第577号)より

 

 

 

 

 

第15回湖水会水彩画展のご案内

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  第15回湖水会水彩画展を下記のとおり開催いたします。ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

    場所:大津市生涯学習センター ギャラリー!F

       大津市本丸町6番50号 Tel 077-527-0025

    日時:2019年9月3日(火)~8日(日) 10:00~16:00

       ただし、初日は12:00~ 

     

 

 

 

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