安藤広重「東海道五十三次の内 土山 春の雨」
東海道五十三次の四十九番目の宿場町、土山宿を歩いてきました。土山へのアクセスはJR南草津駅からのマイクロバス8:00発、田村神社ゆき。乗客は我々の4人のみの貸し切り。乗車50分で、白川橋下車。茶畑を過ぎて静寂の瀧樹(たぎ)神社からのスタートとなりました。以下、出会いの風景を重ね、田村神社までの土山宿を拙句と画像で紹介します。なお、散策は街道歩きの名人、I氏の先導で始まりました。
白川橋下車
冬の朝茶畑きらら神社道
静寂の鳥居を潜る四人かな
木洩れ日を浴びて献灯続く道
振り返る鳥居のひかり冬に入る
本殿へゆけば牛頭冬陽照る
朝露の光る茶畑東海道
道標 御代参街道
右多賀街道、日野八幡
屋号看板 東海道土山宿 伊賀屋跡
東海道土山宿 案内版
土山の地酒 田村川と出合うお店 初冬や地酒の店舗「田村川」
街道のマンホールなり山椿
屋号 千切屋
鈴鹿馬子唄 「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」
鈴鹿馬子唄 「鈴鹿山には 霞がかかる 可愛い娘にや 目がかかる」
土山宿陣屋跡
土山宿 問屋宅跡
土山宿旅籠 近江屋跡 このような旅籠石碑は二十九軒設置されている
土山宿本陣跡
土山宿 平野屋右衛門跡
街道屋敷は続く 前方には時おり、御在所岳が見える
森 鴎外 来訪の地 「小倉日記」に記された土山への来訪の記録が記されている
東海道伝承館には東海道五十三次の大名行列の様子、切り絵、盆景、御土産など展示
伝承館に展示の大名行列