竹生島遠景(長浜市) 6号 水彩
湖北野鳥センターの湖岸からの竹生島。夕陽を背にした景観は奥琵琶湖代表的なカメラスポットといわれる。水鳥の風景には出会えなかったが、竹生島遠景は琵琶湖八景にも選定されているとおり美しい。
竹生島には、724年に聖武天皇の命に行基が建立したといわれる宝厳寺があり、さらに奥に進むと420年に雄略天皇の命により建立された、日本三大弁才天のひとつに数えらている竹生島神社がある。このように竹生島は古来より人々の信仰の対象であり、弁才天が琵琶が琵琶湖の名前の由来と伝えられている。ちなみに琵琶湖と呼ばれるようになったのは江戸時代以降で、古くは近淡湖(ちかつあわうみ)、淡海の湖(あふみのうみ)、鳰海(におのうみ)などと呼ばれていた。(琵琶湖・淀川 里の川をめぐる<総集編>平成28年3月より)
弁才天の琵琶が由来よ鳰の海 惟之