白菜 水彩 F8
第15回湖水会水彩画展に出展予定の作品です。室内写生会で描いた作品か未完のまま眠っていましたが、画材が面白いので悪戦苦闘してみました。真二つに切られた白菜と畑から掘りおこした根付の白菜。真二つの白菜は輝くような瑞々しさが、そして丸ごとの白菜は逞しい質感が表現できればーー。やはり上手く描けません。モチーフを準備いただいたOさんに感謝します。
白菜の一塊を重しと妻は老ゆ 山口青邨
洗ひ上げ白菜も妻もかがやけり 能村登四郎
白菜をまふたつに割る慕情なり 永島靖子
白菜の荷を降ろしゐる法隆寺 角 光雄
白菜の張りのある葉を巻き始む 山内節子
白菜をラガーの如く横抱きに 田村一翠
白菜の影に重さのある如し 惟之