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源内峠製鉄遺跡の復元の4号炉と1号炉(大津市瀬田南大菅町)
大津市瀬田丘陵の中央付近にある源内峠製鉄遺跡に行ってきました。身近な瀬田丘陵にこのような大津宮からの国家的な製鉄遺跡があったことに驚きました。40年ほどまえ地元の小学生が見つけた鉄滓石が遺跡の発見につながったようです。
源内峠製鉄遺跡は出土土器の年代から大津宮の造営や続く藤原京、平城京の造営と密接な関係があるといわれています。瀬田丘陵の近くには鉄鉱石の鉱床があり、製鉄に不可欠な燃料となる森林資源も豊富。また、瀬田川を使った水運により、たやすく製品を運ぶことができました。製鉄炉の周辺で5tを超える鉄滓が確認され、この地域で国家的な規模の鉄生産が行われていました。
石居橋ー芝原町ー波穂神社ー源内峠ー製鉄遺跡ー源内峠ー波穂神社ー石居橋
春浅き製鉄遺跡の鉄滓
石居橋から大戸川の上流と湖南アルプスを望む
竹林を芝原町へ
上田上芝原町の家並み
波穂神社まえ
神社近くに駐輪
獣道をゆく
源内道案内 瀬田丘陵の中では残された数少ない歴史的遺産の一つで、源内峠は信楽と大津、京都を結ぶ唯一の重要な道路でした。飛鳥、平安初期まで、この源内峠付近で製鉄遺跡があり、平成17年に国の史跡指定となりました。
1号製鉄炉の復元炉
燃え上がる炉内と流出滓(手前)
鉱山房小屋
小屋に展示された製鉄炉の復元作業の写真
復元写真2
波穂神社拝殿
大戸川と湖南アルプス