伊吹冠雪 F20 水彩
「この伊吹山を50号にして京都水彩展に出してみたらどうですか。」と湖水会でM氏に助言され、平成18年3月(2006年)の展覧会に50号を出して初入選しました。
蒼穹や「伊吹冠雪」初入選 惟之
そんな強い思いの「伊吹冠雪」です。今年は第35回の記念公募展で、京都文化博物館で開催されます(3月29日・木~4月1日・日)。
この風景との出合いは2004年1月2日。晦日に大雪が降り、勇んで近江長岡に行きました。三島池までは2Kmほど。眼前の伊吹の山頂にはいつまでも厚い雲が張り付いて山容がみえず。1時間ほど待っていたら、突然に空が晴れ渡り、この伊吹山が現れました。ホントに運がよかったです。
御鏡のやうな雲のせ伊吹山(いぶき)かな
山頂へ雪吹き上げて雲のびる
朝日浴び枯木も力授かりぬ
生涯の一画となりし伊吹冠雪