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Channel: 水彩画と俳句の世界
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朱雀の庭いのちの森の吟行会

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  平成の日本庭園 いのちの森の黄葉(梅小路)

 高槻欅句会のメンバーで梅小路の朱雀の庭、いのちの森で吟行会をしました。終いの句会となり、忘れ難い句会となりました。集合の時間を勘違いして、皆なに迷惑を掛けてしまいました。快晴の秋空。京都駅から15分ばかりの線路沿いを梅小路の朱雀の森へ。団栗を集めている子らと語り、四人乗りの子らの乗ってる乳母車と出会ったりして、朱雀の庭に着きました。参加は心太、すてひろ、、ひろよし、よう子、てる子、ひさ子さんらと私の六名。久しぶりの心太さんは大活躍。都合で吟行句の一部のみの紹介をお許しください。また、お世話頂きましたよう子さん、ありがとう御座いました。

  五感にも齢あるらし秋の風  心太

  遠景も近景もみな紅葉かな

  長考の果てに目移り紅葉散る

  秋空の苑を支ふる水鏡

  秋深し再会皺を数へ合ふ

  遠慮して咲ひてゐるよふ花八手  惟之  

  万両を池端に見つけ水の音

  色鳥や木漏れ日浴びて橋わたる

  小春日にきらりと流る野筋かな

  櫨紅葉池に映りて汽笛聴く

  木漏れ日の溢るる森や遠汽笛  

  方丈のおにぎり句座や白障子

  

  満天星紅葉いのちの森に赤く燃ゆ  よう子

  

 木漏れ日の森林浴や小春風  ひろよし  わたくしのいのちの森の森も秋の色  てる子

 

  草もみじ野筋の水は七曲り すてひろ    

 

  梅小路見逃しさうな実万両   ひさ子

 櫨紅葉遙か茶室の屋根ひかる  惟之

 櫨紅葉池辺に立ちて野筋見る  惟之

  耀ひて数へて幾つ花八手   惟之

   梅小路紅葉のはざま滝落つる  惟之 

  紅葉の頭に広ごりて皆なごむ  惟之  

  紅葉葉に隠れてひとり男ゐて

 


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