大津市南大萱の川辺にて
待ちにまった桜も列島を駆け抜け、春嵐に吹かれ、瞬く間に散ってしましました。
列島の 開花前線 西行忌 惟之
京都府立植物園
連翹や ゴッホ出そな 黄の舞台 惟之
京都府立植物園
紅枝垂 子等駆け抜けて 湖の蒼 惟之
京都府立植物園
子の発ちて 親も自立や 花山茱萸 惟之
京都府立植物園
黄水仙 世のいさかいを 笑ひけり 八隅政毅
びわ湖漕艇場近くにて
風光る 湖へ担がる 二艇かな 惟之
大津市南大萱の川辺にて
待ちにまった桜も列島を駆け抜け、春嵐に吹かれ、瞬く間に散ってしましました。
列島の 開花前線 西行忌 惟之
京都府立植物園
連翹や ゴッホ出そな 黄の舞台 惟之
京都府立植物園
紅枝垂 子等駆け抜けて 湖の蒼 惟之
京都府立植物園
子の発ちて 親も自立や 花山茱萸 惟之
京都府立植物園
黄水仙 世のいさかいを 笑ひけり 八隅政毅
びわ湖漕艇場近くにて
風光る 湖へ担がる 二艇かな 惟之
毛馬閘門での鮎つり風景
「欅」句会の春の吟行会は蕪村の故郷である大阪市都島区の毛馬町の蕪村公園で開かれました。こちらは捨弘さんの地元。JR大阪駅前守口車庫行(路線番号34)の市バスに乗り、蕪村公園まで約20分。すぐに大川横の公園に出たら、緋色の牡丹が見事咲き誇り、蕪村句碑「閻王の口や牡丹を吐かんとす」に圧倒された。そして「夏川を越すうれしさよ手に草履」「夕風や水青鷺の脛をうつ」など次々と蕪村の句碑に心うたれて、鮎釣りで賑わう閘門近くにゆく。ここ毛馬閘門では日に3万匹の稚鮎が上流に遡上するらしい。竿を挿したら、すぐに銀色に輝く鮎が釣上げられている。まさに入れ食いとはこのことであろうか。しばらく句材を溜めこんで、ここから下流を漫歩。水面を滑るように満員の観光船がゆく。向う岸には間口を広げたドックが見え、春風橋を渡る。そして、葉桜の緑溢れる道を過ぎて、句会会場に向かう。兼題は「風光る」「春の川」。句会では500mlビール缶3本開けられた心太さんの句に特選が集中。まいりました。幹事の捨弘さんお疲れ様でした。
春昼や月は蕪村の句碑の上 心太
緋牡丹や蕪村の句碑を輝かす
竿二本携へ急ぐ春の川 すてひろ
春うらら三百円の弁当屋
春の風一期一会の蕪村園 ひろよし
風光る蕪村の句碑の威光かな
道草も楽しき春の山野草 ひろき
句碑たどる淀の堤や風光る
鮎のぼる毛馬閘門に人の群れ ひさ子
大川にレガッタの櫂躍動す
葉桜や屋台の並ぶ日曜日 けい子
風光る大川下る船満員
てふてふの句碑よむ如く競り上がる のぶゆき
釣人の土手の賑わい燕来る
春川に影の色濃きドックあり のぶゆき
ほやほやの蕪村公園風光る 心太
春風や春風橋をわたりけり すてひろ
鮎釣りの次々釣れて賑わえり のぶゆき
大川や春風釣の糸を吹く 心太
肩ならべ釣り競う会う毛馬堤 ひさ子
緋牡丹と蕪村句碑。刺激的で目が吸い込まれる。すぐそばの大川の畔をサイクリングや散歩の人が行き交う。蕪村公園内には、13の句碑が見られたが、5句を示します。「風光る蕪村の句碑の威光かな ひろよし」の掲句に蕪村さんが句碑の陰できっと笑っているような気がする。
春の海終日のたりのたりかな 蕪村
なの花や月は東に日は西に
楠の根を静かにぬらすしぐれ哉
斧入れて香におどろくや冬木立
芭蕉去てそののちいまだ年くれず
琵琶湖漕艇場付近の風景
毎年、5月連休には朝日レガッタ大会が開催される。5月と云えば朝日レガッタ。漕艇場のエキサイトな風景を取材しました。
レガッタの声援高き湖岸かな 惟之
入念にボートの手入れ出番まつ
葉桜の下で憩しクルーかな
仰木の棚田 4号 水彩
馬蹄形で人気のある仰木の棚田。秋の稲穂の揺れる頃もいいが、なんて言っても田植えのころがいい。余り早すぎると、まだ水が張られていないのでガッカリしたりする。一番いいのは、苗が植えられて間もないころでしょうか。この作品では、田水が張られたばかりで、田植えの前でした。カメラマンは夕日の映える棚田を撮るため、まだ日の高い内から待っていました。
田植え終え水田の繋ぐ村と村 惟之
まだ水に風も馴染まぬ早苗かな
生駒見て田草の取りし少年期
大原の田植え 水彩画 8F
大原の山々映えて田植えどき 惟之
新緑の大原の山々を前にして
新緑の大原の畔にキャンバスを立てて写生してきました。出発はJR草津駅9:00。びわ湖大橋経由、367号線を一路、大原の里へ。途中の花折れ峠では所々に藤が咲いていて、その都度、メンバーの目はそちらに向く。やがて、峠を抜けて、山々に囲まれた、里の駅大原に10:00着。待ち合わせのメンバーとも合流。三々五々にそれぞれ散らばり、写生場所をさがす。植えたばかりの紫蘇畑に大原の山裾が広がっている。菜花の向こうには裏比叡。青々とねぎ畑。葱坊主の群れる畑。赤い田植機で早苗を植えている。そのままに俳句の風景でもあった。
大原へ峠を越えて藤見あぐ 惟之
大原の裾野ひろげる紫蘇畑
紫蘇畑の畝色すでに赤味帯ぶ
新緑の石段のぼる寂光院
大原の山々映す田植どき
菜の花の裾野に薄すら裏比叡
葱坊主畑一杯に猛々し
薫風や童地蔵の売られけり
菜の花の後ろに裏比叡が薄っすら透けて見える。京の人は裏比叡とは言わず。
紫蘇の苗が手塩にかけて一苗一苗丁寧に植えられいて感動。ここ大原の柴漬は、この紫蘇で漬け
られる。大原名物柴漬の元はこの紫蘇畑なのである。よく見れば畑の土はすでに紫蘇色でした。
この景色は、大原見晴台近くの絶景。木影で皆んな描いていたのですっかり冷え切って描いて
いたようだ。地元の人のお奨め景色。
2枚目の作品はここからの風景を描いた。生活感のある風景でもあった。たった、20分の作品で
まだ、仕上がっていないが、もう一度、描きなおしてみたい。
寂光院近くの樽の居並ぶ漬物屋。結構にいい値札がついている。
寂光院近くの味噌屋。味噌の壷が並べられてあり、緋色の敷物が目につく。老舗なんだろうが
立ち寄る人はいなかった。
平日も寂光院へ訪れる人はあとを絶たない。新緑の石段が絵になる。
葱坊主の畑。種の採取ための畑だろうが。手で種をとるとすれば手間が想像を絶する。
手づくりの童地蔵に高価な値札がつけられ、お地蔵さんは首を傾げている。
BARGAIN UKI UKI 京都水彩画会奨励賞 斉藤幸子
第17回滋賀水彩展が開かれています。ご高覧いただきますようご案内いたします。
場所:大津市歴史博物館
日時:平成25年5月29日(水)〜6月2日(日)
9:00〜17:00 最終日15:30まで
主催:滋賀水彩会 後援:京都水彩会、滋賀県・大津市・大津市教育委員会ほか
一般43点、会員37点の合計80点が出展されました。知事賞などの各賞は10作品。力作揃いですが、OKをいただいた作品をUPさせていただきました。TOPにあげさせていただいた BARGAIN UKI UKI はごらんのとおりベテランの傑作です。むつかしい背景を黒っぽくされ、全体をピリッと引き締められた。レモンや造花の配置も素晴らしい。
檸檬透く硝子の瓶や肩光る 惟之
CAT cat cat 大津市長賞 若林和子
作者は大賞に驚かれていたが、それにふさわしい作品。中央のしっぽを高くした猫は小さな置物をモデルにされた。左にいる黒猫は一時預かっておられ、今はいないがとても賢く印象深いとか。作者の強い思いがこの金色の眼に出ている。上の虎猫や猿のような猫もいて、とても楽しい猫たちと生活を共にされている。
黒猫の目は光けり春憂ふ 惟之
樹木萌える 滋賀県知事賞 尾崎健一
写真の写りがわるくここでは作品の素晴らしさが出ていない。右手前を暗い杉の森林群にされ、次第に左上にせりあがる構図でむつかしい春の山を見事に描かれている。近景、中景、遠景の樹木がリズムがここちいい。
五線譜を斜(はす)に昇りし春の山 惟之
逢坂越え 京都新聞滋賀本社賞 光石正弘
桜満開の下を青い電車が気持ちよく、トンネルぬけてーーーー。大津の人なら皆さん大好きな景色だ。大きな作品では、色濃くしてしまいがちなのを気持ちを抑えて、淡い色調で、透明水彩できれいに描かれた。
春爛漫トンネルぬけて何処へか 惟之
満開や花のトンネル電車すぐ
ホジタ−ノの果物屋さん 横田隆子
イタリーに行かれたときの写真をもとに楽しく描かれた。店先には色とりどりの果物が並び、店員と客とのやり取りが聞こえてきそう。店員の頭上には唐辛子がゆれていて可なり刺激的。ITARIAと描かれた袋を破いて中味を出している。活気あるた瞬を捉えた作品である。
今日も干す頭の上の唐辛子 惟之
の
色彩の庭 増田恵子
キャンバスを縦にして、色とりどりの花をいっぱい庭に咲かせた構図。ひとつひとつの花は丁寧に描かず描きこみ、バックにはパラソルと窓をそれらしく配置されたベテランの筆使いである。男性には描けない花と対峙する心情深い作品とおもった。
パラソルの窓辺彩る花園かな 惟之
温室のバナナ
京都植物園のバナナとその花を描かれた。とても面白い構図で、バナナの花ははじめてお目にかかる。ずいぶん大きくて紫がかっている。やはり熱帯の花。この傍は幾度なく通っているが、気が付かなかった。一度ゆっくり見てきたい。
梅雨晴間 バナナの花の 吊りさがる 惟之
田んぼに水の入る頃 渡辺徳一郎
作者とはじめて、この作品の前でお話しできた。安曇野はよくお描きになられており、作品にはいつも人物が登場。この絵にも畔を歩く人と、田植えの人が見られる。ブログ「徳さんのスケッチブック」を名刺をいただき、訪問させていただきました。いきなり人物クロッキーがでてきて圧倒されました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
安曇野の山々映す田植どき 惟之
ヴュルツブルグ夜明け・ドイツ(部分) 中塚 勝
ロマンチック街道の起点ヴュルツブルグ。アルテマイン橋から大聖堂方向を夜明けに描かれた。この作品は手前の橋の部分が半分を占め、作者の意図が明確である。夜明けの空と橋が一体となり、作者お得意の点描に感じた。右の欄干からは日が少し零れ、全体にうす暗い雰囲気に唯一ひかりが射している。 遠景の聖堂群の素描の扱いが魅力的だ。
大聖堂 春の夜明けの マイン川 惟之
参道 村上 真お
安土の観音正寺への新緑の参道。屋根に射す光や参道に零れる木々の影が涼しい。特に木漏れ日の影はすうーと一筆。また、光のあたった左の影と日向の明暗や木の葉おんの照りが実に見事に描かれている。右上の空間は、びわ湖側の安土野とのことである。佐々木六角を祀る観音正寺への道は、東西南北にあるが、この参道は東からの道。北からは地獄越えの参道があり、引き返したことがある。
新緑の 影一筆や 観音寺 惟之
延暦寺にない堂 50F 伯耆惟之
延暦寺西塔のにない堂は、法華堂(右)と常行堂(左)を渡す天秤橋を弁慶が担いだといういわれがあり、この御堂を合わせてにない堂と云われている。左右相似の御堂。苔むした御堂前の緑が美しく、訪れる人があとを絶たない。みなさんこの前で佇まれる。天秤橋をくぐると前方に釈迦堂がある。昨年は法然850年遠忌、親鸞800年遠忌であったが、こちらの御堂で行を積まれたといわれる。
にない堂 苔滴りて 立つくす 惟之
苔咲いて 御堂に静寂 澄みわたる
講評風景 5月30日
京都水彩会の千代田利行会長に毎年、一般公募の作品につきご講評をいただいてる。一点一点、懇切丁寧に、目から鱗の落ちるように絶妙の語りでポイントを指導いただきありがとうございます。これからもどうぞよろしくご指導をお願いいたします。
九輪草の咲く音羽川源流
修学院から赤山禅院に立ち寄り、梅谷口の登山道よりの音羽川源流に咲く九輪草を見て来ました。ルートは修学院から一本杉を経て、滋賀大仏から滋賀里駅へのコース。ブラシの花、卯の花、餅つつじにも出会い、新緑の溢れる初夏の一日を過ごしました。特に、九輪草の群生との出会いは、忘れえない感動の刻でした。
京都市バス(岩倉ゆき)9:02ー修学院着10:00−赤石禅院10:30−(境内)−梅谷口10:40−京都トレイル東山69・水飲退陣跡11:40ー音羽川源流(林道)ー石鳥居12:36ー九輪草12:45ー九輪草13:29−一本杉14:10−滋賀大仏15:35ー百穴古墳ー八幡神社ー滋賀里駅16:00
永き日や銀杏並木のバス仲間 惟之
夏空へブラシの花の赤き花穂
北山の代田つくりや比叡遠見
黄金の角を頂く夏の狛犬
五十日(ごとうび)の云われは赤山夏木立
手触りの心地よきかな餅つつじ
竹林の日陰に座する十六羅漢
人知らぬ深山に群れし九輪草
街道の旅人護る夏ほとけ
満開のブラシの木の花。こんな花があるんですね。10:11
新緑を見上げで、赤山禅院に向かう。石の鳥居が前方に見える。
赤山禅院(せきざんぜんいん)の本殿。京都御所の表鬼門を守護し、都七福神の福禄寿のお寺としても知られいる。また毎月行われる五日講が古くから商人に信仰され「五十払い(ごとばらい)」の起源となるなど、さまざまな信仰を集めている。10:25
金色の狛犬。額に角あり。10:26
境内の16羅漢と33観音。10:27
いよいよ九輪草への出会いのスタート。赤山禅院境内が広く、宮内庁管理。10:42
時をおり、卯の花に出会う。花影を汗を拭き拭きのぼる。
餅つつじの花。名前の示すとおり、触ってみると、もっちり。触り心地がとてもいい。葉色と薄紅の花
の取り合わせがきれい。11:32
京都トレイル69の分岐点。11:42
水飲対陣之碑
トレイル69からの登り。
音羽川源流
雲母坂近くの案内版。12:34
九輪草12:45
一本杉近くから一気に下山。14:15
比叡山ドライブウエイ 夢見が丘バス停よりの大津市街。14:38
街道沿いの滋賀大仏。15:35
大仏小屋
滋賀里駅への竹林。15:44
6世紀後半の朝鮮渡来人の共同墓地といわれる百穴古墳の羨道の入口。この羨道はドーム状の
横穴式石室の玄室と繋がっている。現在は60数基みつかっており、坂本から錦織の大津市で見られる。
北山杉の菩提川沿いを行く
川端康成の小説「古都」で有名になった京都・北山杉の里、中川地区の、菩提道を歩きました。空梅雨で気がかりでしが、朝日を浴びた菩提の滝に立ち寄りまた。滝への階段は崩れ落ち、沢は荒れていて途中で足を踏み外し転倒。怪我なく感謝。やがて、対岸の森からホトトギスが聞こえる沢ノ池に着き、石投げをして遊ぶ。池辺には、鱒の稚魚がよってきて迎えてくれました。沢山の山頂は見通しはないが一帯は捩木の花の零れる木陰を散策。ひんやりと涼しい。地蔵さままで一気に下ると、ちらちら街並が見え、左大文字山が遠くに見える。光悦寺にも寄ってきれいな青紅葉も見る。近くの茶房の足もとには蛍袋が咲いていました。
JRバス・京都駅8:35−菩提道9:30−菩提の滝10:12−鷹峯と沢ノ池との分岐11:03−沢ノ池11:32ー「北山82」ー沢山・三角点516m13:08−地蔵様13:51−光悦寺15:07−金閣寺ーJR京都駅
夏山へ周山街道バス満員 惟之
夏の山 北山杉の郷 聳ゆ
笹百合の二輪寄り添ふ菩提道
分岐点に小さく咲きて山紫陽花
対岸の森から聞こゆホトトギス
石投げて池面に遊び子に還る
夏の池 水面に石の滑りけり
虹鱒の斑点跳ねる浅瀬かな
真青なる空を見つめて蛇苺
金ぶんの糞転がしを見る子かな
夏山や捩木の花の零れ道
八重に咲く十薬ありて山野草
国道162号線(周山街道)の菩提道で下車。清滝川の源流沿いの東海道自然歩道をゆき、菩提滝を目指す。丹精に育成された北山杉が見事。9:45
下界は34度だが、ここは涼しく心地いい。まさに北山のかくれ里。
菩提の滝。高さ10m程。北山丸太はこの滝壺の微細な砂で磨かれた。10:12
登山者の菩提道での安全を祈るごとくに石像。3人の顔の表情がいい。頭が下がる思いになる。10:32
山紫陽花。通常種より、花が一回り小さい。淡い青紫色で可憐だ。
笹百合。高さ70センチメートルほど、淡紅色の大きな花を開く。道端に咲いていて幸運、思わずパチリ。
鷹峯方面と沢ノ池の分岐 11:03
中川、清滝川、沢山、上鴨神社、大文字山、金閣寺まで広範囲に示された掲示板。文字が小さい。11:11
林間の沢ノ池。水量は少ないが静か。しばらくしてホトトギスを聞く。 11:30
童心に還り、石投げ。うまくいったと満足。
池傍でキャンパーの読書。うらやましい刻を過ごされている。
虹鱒と思われる黒い斑点のある稚魚がご飯粒に寄ってくる。
沢ノ池の周りも捩木の小さな花が咲いている。空梅雨で、池面は狭い。盛んにホトトギスの鳴き声。12:07
沢山の三角点。見晴はない。登山道は緑道の下を歩き、夏山の暑さはなく、涼しい。13:08
地蔵様まえの杉立木。手入れが行き届き見事な垂直美。13:51
蛇苺。緑の草地に赤がきれい。有毒とされるが、誤り。ただし、虫がいることが、あり、食べない方がいい。
光悦寺入口付近。青紅葉が美しい。中に入らなかったが、秋のころも来てみたい。15:07
茶房の足元を蛍袋が咲いていた。一礼をしてパチリ。
菩提の滝 4号 アクリル
第5回おとくに絵画集団作品展(GA)のコンパに参加。山形先生のモデリングペースト実演のキャンバスにアクリルで描いてみました。縦横に走る亀裂が岩と迸る滝の飛沫の表現にマッチした面白い作品となりました。
滝おちる 洞の奥の 仏旗かな 惟之
一筋の 滝に集まる 光かな
伊吹冠雪? 水彩30号
蒼天に雪煙を噴き上げる伊吹山のこの景色に出逢ったのは2005年1月3日。年末から積もった伊吹山の冠雪を求め、JR近江長岡へ向う。バスは出たあとだったので、駅前の案内で三島池を確認して徒歩で30分。頂上は雲で厚く覆われていたが、やがて運よく晴れ渡たる。先着のカメラマンがパチリパチリ。
この作品は2006年に京都水彩会初出展の50号を思い切ってリメイク。冬の伊吹山の特徴を出すために明暗を強くして彩色してみました。右半分のゴツゴツした山肌は重い表現ができて気に入っている。しかし、左の採石場の斜面はなかなかむずかしい。また、山巓を吹き抜ける風が表現できない。いずれまた大作で挑戦したい。今月24日からのみずゑ会の作品展に出展の予定。
蒼天へ雪噴き上ぐる伊吹かな 惟之
御鏡の如く雲みせ伊吹かな
ごつごつと雪肌みせる伊吹山
冠雪を池に映して伊吹吐く
ゆりかもめ群れて池辺の雪ごとし
水彩画と楽しんでいるグループの水彩画約70点が出展されます。ご高覧いただきますようご案内申し上げます・
日時:2013年7月24日(水)〜28日(日) 9:00〜17:00
初日は13:00開場、最終日は15:30まで
場所:大津市歴史博物館
大津市御陵町12−2 Tel 077−521−2100
アクセス:京阪電鉄石坂線別所駅より徒歩5分
JR琵琶湖線大津駅よりバス10分別所下車
九輪草スケッチ 1F
暑中お見舞い申し上げます。連日、蒸し暑い日が続きますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。こちらは明日からの水彩画展の作品に筆をいれたり、出展の準備をしています。古希入りしてから新しいことが起こりはじめました。4月から50年ぶりにダンス教室に通いはじめ、今月はルンバで汗。 また、自治会の役員が10年ぶりに回って来たり、3人の孫が8月までに生まれる予定などです。さらに、音羽川の上流で九輪草の群生を見て、自然の美しさに感動しました。そして、長年、気がかりだった外装でき、おんぼろの自宅が甦りました。まだまだ、暑い日々が続きますが、夏風邪などに注意され、ご自愛ください。 2013年 盛夏
妻に背を押されルンバの汗ぬぐう 惟之
深山のひと未だ知らぬ花野かな
外装の屋根は節電ふか緑
ヴァイオリン 6号 中村広子
作者とはお話しできなかったが、弾きこなされたバイオリン。6号の小品ながら私には、一番存在感があった作品でした。緑のケースがこの主人公を引き立てている。
冬支度 10号 鶴田蓉子
作者は生活感のある作品が得意であるが、描写力がすばらしく。。風景画も単にきれいな景色より、ヒトの生活がにじんだ作品で大賞を取られている。
根の上高原 8号 西澤廣子
濃淡の表現がすばらしく、こんな描写をめざしたい。また、赤い色合いの樹の色遣いが真似のできない。
御嶽山 8号 西澤廣子
空、山、森。この色の塩梅がいい。濡れたとこ、乾いたところへ色を重ねる水彩画の妙を心得られた作品。
穴太積の寺(律院) 清水正彦
門前に羽ばたく暖簾の色使い、穴太積の石組みの表現などベテランの味わい。完成された写生の魅力である。
スパニッシュな壷 6号 伯耆惟之
背景を暗くして、主役を引き立てることはうまくいったが、 肝心の壷の立体感な表現がとぼしい。壷の模様に気がいって、基本的な写生ができていない。うまくゆくかわからないが、再度、やってみよう。
第30回 びわ湖花火大会 洽善さんより提供
第111回の欅句会は8月15日、高槻市交流センターで行われました。
兼題(花火、朝顔)の7句を掲載します。
打ち止めの息もつがせぬ花火かな 裕毅
大玉の幾重の花火臓ひびく 洽善
物干しに家族集まる花火の夜 心太
手花火の落つる火の玉息こらす 久子
絵手紙の青き朝顔あさがおや 捨弘
朝顔やラジオ体操一二三 洋子
点滴の部屋に聞こゆる遠花火 惟之
旧乙卯研究所(1970年) 11号箋裏
44年前に描いたペン画が出てきた。当時のことが思い出され、UPしました。東京青山通りに面したこの旧乙卯研究所。煉瓦つくりの2階建で、玄関わきの左右にある窓ガラスの外枠が印象深い。花壇には、鬼ゆりが一輪咲いていた。昼休みは、なんとソフトボールをした。となりのビル2F、窓ガラスに打撃球が当たり割ってしまったことも。黒い飼い犬がいて散歩をしたり、ギターも弾いた。右側は細菌室で心太さんが、左は生化学室で小生がいました。1980年ごろ、現在のS社ビルが建った。
走馬灯ごとく過きけり若き日々 惟之
鬼百合の一輪さきてペン走る
今年三人目のイケメンの孫がうまれました。ベビーベットの組み立て、ベビーシートの取付、ベビーバスの準備、体温計、哺乳瓶、ネムリラ、おむつ、肌着、いろいろーーーー。家内の足の骨折があって松葉つえ。ますます、忙しくなりました。
梨ひとつ食べてをのこを生みにけり 惟之
湖の見ゆ窓辺の嬰や燕来る
眠りめく嬰の笑顔や秋の虹
まだ慣れぬ松葉つえなり秋しぐれ
竜巻の如く過ぎけり真夜の産(無季)
赤い屋根の劇場 8F
第9回湖水会水彩画作品展が以下のとおり開催されますのでご案内申し上げます。
日時:2013年9月25日(水)〜29日(日) 10:00−16:00
場所:大津市生涯学習センターギャラリー1階
大津市本丸町6−50 TEL 077−525−0025
パイナップル 6F
もう切るよと妻が急かせるパインかな 惟之
葉加瀬太郎の頭のごとく鳳梨の葉
田植え待つ(大津 仰木) 北川 清房 F6
第9回湖水会作品展が無事に終わりました。300名を越える方に閲覧いただきましてありがとうおざいました。この場をお借りしてお礼申し上げます。展示作品で思いつくまま俳句をつくりました。
街道の背は色濃き紅葉山 惟之
一枚の絵に立話し魞の跡
在原の廃屋朱き秋の色
一本杉のこの絵描きたし秋の空
秋ナス色の鮮やかや隅照らす
雪景色描けばこの筆大師廟
田植えまつ水に映りし奥比叡
田上の山うすうすと柿たわわ
山門の影の色濃て青葉風
大原の山々映えて若葉光
参道は森100選や蝉しぐれ
朝焼けや劇場屋根のおほきかり
登り窯お役目おわり菫咲く
表門固く閉ざされ秋の風
階段の古道に射しぬ晩夏光
展かざる女雛のかむり色やさし
習作「バラ」 山中 真由美 F6
習作「夏」 山中 真由美 F6
習作「秋」 F6 山中 真由美