第76回びわ湖毎日マラソンの鈴木健吾選手
2月28日に行われたびわ湖毎日マラソンで、鈴木健吾選手が日本人初の2時間4分台の日本新記録で優勝。滋賀県での最後のレースに花が添えらる。国内で続くマラソンでは、最も歴史が長く、多くのトップランナーが76回を数える大会を彩ってきました。今後は、大阪マラソンに統合され、来年2月に行われる。
36キロの給水地点。先頭グループ3人の中で、勝負所に頭を巡らす間にボトルを取り損ねた鈴木はひらめいた。「他の選手が給水をとっている間に行こう」。一気に1キロ2分53秒ペースを上げ、2人を置き去りに。その時まで記録を意識していなかったが、タイムを確認し、「2時間5分を切れる」とスイッチが入った。最後は「やった」と雄叫びをあげ、ゴールへ飛び込んだ(読売新聞)。
なんと日本歴代10傑に5人が入るという記録ラッシュ、コロナ禍で生まれた高速レースとも言われる。2月の別府大分、東京マラソンが延期になり、力のある選手が集結。先頭集団のペースメーカーは日本記録を上回る設定で気温はマラソンに適した10度前後、大会特有の向かいも少ない気象条件にも恵まれ、厚底シューズの普及も後押したといわれる。
有終の記録ラッシュやミモザ咲く 惟之
春雲や動かぬヘリは堰の上
5着まで歴代5傑春のマラソン
コロナ禍も高速レースの後を押す(無季)
日本新も基金の枯渇春憂ふ
びわ湖毎日マラソンスタート直前・皇子山陸上競技城 9:15
南郷洗堰を激走の先頭集団
洗堰を激走の第2集団
後尾車、退会者、収容車が赤信号を行く
大会の支援者たち(南郷水産センター駐車場
27kmの掲示板を掲げる支援者
ヘリコプターは上空を一時停止して取材
27km地点を激走の先頭集団(75番は鈴木選手)
第2集団を拍手で応援
激走の第3集団
2の時間4分46秒の日本新記録で優勝の鈴木健吾(読売新聞より)
優勝直後の喜びの鈴木健吾
2時間6分26秒で2位の土方英和
2時間6分35秒で3位の細谷恭平
2時間6分47秒ので4位の井上大仁
優勝のインタビューの鈴木健吾(富士通 25歳)