下鴨神社の参道 F50号 水彩
世界文化遺産に登録されている糺すの森の下鴨神社参道。本殿の鳥居前に身丈を超る背高い、竹で編み込んだ害虫除けの薦を巻いた大樹が3本並んでいます。この大樹に魅せられて描きました。新緑のころもいいですが、晩秋はこの通り風情です。構図に人物を入れるか迷うところですが、やはり入れることで絵が生きてくるような感じがします。遠くの人物を白く浮き立てることで、視線に動きが出たと思います。しかし、手前の樹をもう少しやわらかい表現にすべきだったかもしれません。
晩秋の糺すの森や人まばら 惟之
晩秋の色ほの紅き大樹描く