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Channel: 水彩画と俳句の世界
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高槻「欅」句会を終えて

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                           由布岳の夏 8F

  114回(9年8か月)つづいた高槻句会は今回で最終回となりました。深い絆でつながっていた句会仲間が解散することになりました。とても残念ですが、句会参加できた九人の2句を掲載します。とりあえず、再会は来月、紅葉の日吉大社、吟行です。

   新豆腐 運命線の 上に揺れ   よう子

   東洋の 魔女逝く菊の 香る夜

   秋澄むや 心に濁り なかりけり  捨弘

   太刀の魚 妖しき光り 放ちけり 

   検診の 見たては辛目 唐辛子  心太

   手に軽き 手提げ頂く 敬老日

   玉入れの かず数えれば 飛行雲  照子

   白菊の 紅差す頃を 愛でにけり

   うやむやに 過ぎし一日 芋のかゆ  洋子

   今朝の秋 遠きものほど 美しき  

   頭さげ 実りの至福 今年米  ひろよし

   陽光の 織りなす錦 山装う

   小さき手に 団栗三つ 握りしめ  久子

   うす味の ほどよく決まり 茸飯

   コスモスの 咲く道帰る ランドセル  敬子

   台風の 爪跡のこる 木の根っこ 

   これはこれは 菊満載の 花車  裕毅

   天と地は コスモス畑と 茜くも 

   由布岳の 裾野ひろげる 秋桜  惟之

   様かへて 再会誓ふ 紅葉かり

 

   

   

 

 

   

 


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