遮光器土偶 6F 水彩画
土偶は縄文時代につくられた人形(ひとがた)にかたどった土製素焼の造形物。この遮光器土偶は晩期に東北のの亀ケ岡遺跡で見られた。遮光土偶の名称は、北方民族に特有な雪目を防ぐ遮光器に目の表現が似ていることにちなんでいる。特徴は遮光器を付けている目と大きな臀部、乳房、太ももで、女性をかたどったといわれる。この通説に対し、性を超越した霊力を実体化したものとの説がある。この土偶は片足が欠けているが、完全な形をとどめる例はまれといわれる。子孫繁栄を願ったり、病気治癒の目的で患部を故意にこわしたなどの説がある。
湖水会室内写生会で一月に描きました。大きさは10cm位。正面からでなかったのでデッサンが難しかったです。遮光器土偶のこと知らなかったので、大変勉強になりました。提供してもらったYさん、ありがとうございました。
初春や土偶の乳房おほきかり 惟之
写生風景(2017年1月12日 草津町つくりセンター)