瀬田川の瀬に群れる鳰と白鷺
ひざまずき僧の掌に聴く秋の鐘 惟之
夜泣きの子あやし月下のひと回り
秋の駅保線車入り来る没日中
鴨の尾の湖面に浮きてまた沈み
あかときの瀬音に群れる鳰と鷺
水木しげる天に招かれ冬銀河 秀子
冬銀河ジングルの鈴つけて テル
齢重ね見ゆるものあり冬銀河 洋子
冬銀河孫の靴音遠くなり 初枝
ありがとうと口ずさむなり冬銀河 幸子
冬銀河櫓音だんだん遠くなり 惟之
冬銀河母の年忌も無事終り 美枝
俳誌 嵯峨野 三月号(通巻536号)より
瀬田川の瀬に群れる鳰と白鷺
ひざまずき僧の掌に聴く秋の鐘 惟之
夜泣きの子あやし月下のひと回り
秋の駅保線車入り来る没日中
鴨の尾の湖面に浮きてまた沈み
あかときの瀬音に群れる鳰と鷺
水木しげる天に招かれ冬銀河 秀子
冬銀河ジングルの鈴つけて テル
齢重ね見ゆるものあり冬銀河 洋子
冬銀河孫の靴音遠くなり 初枝
ありがとうと口ずさむなり冬銀河 幸子
冬銀河櫓音だんだん遠くなり 惟之
冬銀河母の年忌も無事終り 美枝
俳誌 嵯峨野 三月号(通巻536号)より