棟上げの槌音止みてつくつくし 惟之
炒りたて椎の実もらふ児の散歩
秋麗や利休七則おもてなし
蜩の響く洞や露天の湯
鈴生りの苦瓜数ふ窓辺かな
裏山に迷ふてひとり栗拾い
枝つきの毬栗もらひ絵手紙に 美枝
絵手紙に大きく弾け栗笑まふ 洋子
焼栗の匂ひに引かれ一袋 幸子
父の忌に栗羊かんをお供えす テル
栗並ぶ丹波生まれと名乗りつつ 捨弘
丹波栗入りの赤飯誕生日 初枝
栗飯を囲んで鄙の子沢山 秀子
俳誌嵯峨野 一月号(通巻534号)より
棟上げの槌音止みてつくつくし 惟之
炒りたて椎の実もらふ児の散歩
秋麗や利休七則おもてなし
蜩の響く洞や露天の湯
鈴生りの苦瓜数ふ窓辺かな
裏山に迷ふてひとり栗拾い
枝つきの毬栗もらひ絵手紙に 美枝
絵手紙に大きく弾け栗笑まふ 洋子
焼栗の匂ひに引かれ一袋 幸子
父の忌に栗羊かんをお供えす テル
栗並ぶ丹波生まれと名乗りつつ 捨弘
丹波栗入りの赤飯誕生日 初枝
栗飯を囲んで鄙の子沢山 秀子
俳誌嵯峨野 一月号(通巻534号)より