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Channel: 水彩画と俳句の世界
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十二月の詩(帰省子)

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       大銀杏に遊ぶ児(京都御苑)

   山頂に神代の文字や大暑来る    惟之

   シェフからの最初の一皿夏かぶら

   帰省子にハグされ照れる二人かな

   まなかひに伊吹座したる大花野

   秋うらら湖畔に集ふフラダンス

   薄野や深山に笑ふ磨崖仏

   どこまでも風しか見えぬ芒原  秀子

   残照や刻々燃ゆる芒原     洋子

   次々にウエーブ起きや芒原  捨弘

   穂芒の揺れて隠れし野の地蔵  美枝

   庭に咲く矢筈芒を茶の床へ   テル

   突風に寝たり起きたり芒かな  幸子

   道の辺のあまたの芒風ゆらす  アイ子

   手折らんと最早芒の刈られをり  初枝 

   

    


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