伊吹冠雪? 水彩30号
蒼天に雪煙を噴き上げる伊吹山のこの景色に出逢ったのは2005年1月3日。年末から積もった伊吹山の冠雪を求め、JR近江長岡へ向う。バスは出たあとだったので、駅前の案内で三島池を確認して徒歩で30分。頂上は雲で厚く覆われていたが、やがて運よく晴れ渡たる。先着のカメラマンがパチリパチリ。
この作品は2006年に京都水彩会初出展の50号を思い切ってリメイク。冬の伊吹山の特徴を出すために明暗を強くして彩色してみました。右半分のゴツゴツした山肌は重い表現ができて気に入っている。しかし、左の採石場の斜面はなかなかむずかしい。また、山巓を吹き抜ける風が表現できない。いずれまた大作で挑戦したい。今月24日からのみずゑ会の作品展に出展の予定。
蒼天へ雪噴き上ぐる伊吹かな 惟之
御鏡の如く雲みせ伊吹かな
ごつごつと雪肌みせる伊吹山
冠雪を池に映して伊吹吐く
ゆりかもめ群れて池辺の雪ごとし